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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

蛍光するモノ 2

『蛍石(フローライト)』です。

イギリスはロジャーリー産の『グリーンフローライト』です。
長波紫外線で蛍光反応を示す蛍石はたくさん種類がありますが、ロジャーリー産のモノは特別ですね。
紫外線ビームを使わず自然光でも蒼白く発光します。
紫外線ビームをあてると、、、これはもう別モノの鉱物に思えてしまうほど、その姿は変貌をとげます。
あの非現実的な透明感のある繊細な硝子細工の肌が、いきなり実体を伴って存在したような、、、。
うまく表現できないけれど、質感まで変わってしまうのです。

不思議ですよね、、、

先にアップした炭化水素を含有する水晶の蒼色とは、ぜんぜん違いますよね。

でも蛍光発光する鉱物って何故だか魅力的なんですよ。
強く強く、心ひかれます。
                         
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あっ、、、
ロジャーリー産のグリーンフローライトの緑色。この透明感のある緑色を見ると子どもの頃に繰り返し読んでもらった王様の物語を思い出します。触れるモノを全て硝子に変えてしまう王様のお話し、、、。挿絵が『絵』ではなくて人形を使って撮影した『写真』で、、、。
、、で、王様が変えてしまった硝子の色がこのグリーンフローライトの緑色だったのです。
読んでもらう度に、王様が可哀想で、、、寂しい気持ちになったのを憶えています。


                 
by yoshikazusuzuky | 2011-01-20 15:20 | 理科室の記憶 | Comments(0)