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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

夕暮れ時、、

夕暮れの街、、、。

バルセロナの目抜き通り、『ランブラス通り』のベンチに一人佇み、目の前を通り過ぎてゆく人々を目で追いクロッキー帳に鉛筆を走らせる。
毎日そんな事を続けていると、決まった時間の同じ場所に同じ人々の姿を目にするようになる。(僕の目が同じ人々にだけ焦点を合わせてしまうようになった)
年齢も性別も様々だけれど共通している事があった。
夕暮れの琥珀色の淡い陽光の中、、少しだけ背をまるくして両手をポケットに、うつむき加減に足早に歩を進める人々、、、。

不思議な存在感があった。

たくさんの人が行き交う流れの中に在って、その流れに流されながらも流れに逆らっているような、、、。
時間を逆行しているような、、、そんなふうに感じた。

写真は鉛のオブジェ、『夕暮れ』。
あの時に僕が感じた人々の残像です。
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                   (スズキヨシカズ立体作品 『夕暮れ』)
by yoshikazusuzuky | 2011-01-23 20:24 | スズキヨシカズ的アート | Comments(2)
Commented by ノゾミ at 2011-01-23 21:55 x
遊びにきました(^ω^)

追いかけて一体どんな人物か知りたいような、だけどそのまま知らないで見てるだけでいいような気持ちです。
異国の地って不思議だなぁ~ いまこうしてる時も、よその国では誰かが生活していて時間が流れているのが…なんかもう泣きたくなります。
Commented by yoshikazusuzuky at 2011-01-23 23:25
ようこそ不思議の世界へ、、ノゾミさん。

「誰もいない森の中で木が倒れたら音はするのだろうか?」

僕の好きな小説の中で主人公が口にした言葉です。

誰もいない森の中で木が倒れたら音はするのかな?


誰も知らない場所で誰も見ていない時に起こっている事を絵に描いていきたいな。

そんな絵が描きたいよ。