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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

水晶が記憶するもの 3

名前のない、、、ちょっと不思議な水晶です。
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水晶のタイプだけで言えば『両錐水晶(りょうすいすいしょう)〜ダブルポイントクウォーツ〜』になるのですが、、、この水晶、どうにも気の置けない個体なのです。

『両錐水晶』とは写真のように結晶の両端が尖っているモノを言います。
一般的に説明されているのは、結晶の成長過程で起こった何だかの要因で一度結晶が母岩(結晶がくっついている岩)から離れ、その離れた断面から新たな結晶が成長して両錐水晶が誕生すると言うものですね。
(文章って凄いね!気が遠くなるよな永い永い時間の行為を二行で説明してしまう)

この、名前を持たない水晶は、、、実は来歴(この子のプロフィールですね)もはっきりしません。たぶんブラジル産出の水晶だと思うのですが、、、表面に酸化鉄鉱物の『ヘマタイト(赤鉄鉱)』を共生させています。 鉄黒く鈍い輝きを発している部分が『ヘマタイト』です。

そして、両錐の部分はそれぞれに異なる色をしています。
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片一方は緑色。

もう片一方は赤色(朱色にちかい赤)をしています。
              
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緑色の方は緑泥を。
赤色の方は鉄分を包有しているのでしょうね。(『ヘマタイト』の鉄分からの働きかけですね。『ヘマタイト』は黒色に見えるけれど実は赤。何か固いものにその結晶を擦り付けると赤い色を残すのです。『赤鉄鉱』と言うくらいですからね。やはり赤いのですね。)

赤色の方は成長痕が見て取れます。よく言われる『ファントム』ですね。樹の年輪のように水晶の成長段階が層状に重なって見えます。 たぶん、こちら側が初めに成長していた方だと思います。 緑色の方が後からですね。 緑色の方、結晶が斜めに白く濁っている部分が母岩から折れて離れた部分なのでしょう。

ヘマタイトの部分にも子どもの水晶が、やはり両錐で成長しています。
これは『平型水晶』の様な平べったいカタチの結晶として成長していますね。

(、、、僕は何故こんなにも文章をまとめるのが下手なのでしょう。まだ本題に入れないでいるのですよ、、、とほほ。)

(無理矢理本題に入ります!)

この水晶を見つけた当時、僕はある人の為に物語を書いていました。
その物語が最終章に入った頃だったかな? ある鉱物屋さんで、この水晶に出逢ったのでした。

その時自分ではどう仕様もない衝動に駆られて物語の中の主人公の為に、この水晶を連れて帰って来たのです。

「物語の登場人物の為に?」 、、、なんて怪訝に思われるかもしれないけれど、、、何かと何かが何の前触れもなく繋がることってありませんか?

「ありますよね?」(僕的に、それはちょくちょく起こります)

この時がそうだったのです。

物語の世界にすら存在するかどうかわからないモノ(見付けられるかどうかもわからなかったモノ)を現実世界で発見してしまったのです。 出逢ってしまったのです。

物語の中の主人公には、あの時、この水晶が必要でした。

そして、この水晶の出現のおかげで、物語は結ばれて行ったのでした。


ああ、、、。
やっぱり訳の分からない書き終い(かきしまい)になってしまったな。

でも、不思議な雰囲気を持った水晶だと思いませんか?
(たぶん、きっと、まちがいなく、この子は不思議な水晶なのですよ!)

(微笑)

(「にっ」という意味合いでの『微笑』です。)

(にっ)
by yoshikazusuzuky | 2011-02-13 23:11 | 理科室の記憶 | Comments(2)
Commented by Y at 2011-02-13 23:33 x
前回のコメントへの返信、とても考えさせられました。
いつも極端に偏りがちな私の意見の遥か上空を飛んでいますね。勝てる気がしません(いえ、そもそも土俵にすら、、)
冗談はさておき、非常に考えさせられました。誤解を恐れずに、率直にお話をいただき、感謝です。(誤解なく理解できた、、筈です)(いや〜??)

何かと何かが、繋がりやすい、、、
それは、霊的なことでしょうか?それとも
気にかけているから、、、、?
気にかけている事柄が、たびたび視界に入って
くることはあります。でも日記主様のおっしゃる
つながりは、違うような気がします。
最初から仕組まれていたかのような、結末に
なったりする事も多いのではないでしょうか?

俗っぽいことにまみれている私には無理そう、、、
です。
Commented by yoshikazusuzuky at 2011-02-14 11:17
Yさん、コメントをありがとうございます。

「最初から仕組まれていたかのような、結末、、、」ですか? サスペンスに満ちた表現ですね?(冗談です 笑)

『想う』という感情がキーワードなのだと思います。

頭で『思う』のではなく心で『想う』こと、、、。 それが、上手くかみ合うことは稀だし風化し忘れ去れつつある感情なのかもしれないけれど、僕は本気でそう思っています。

でも、今の自分に出来るコト以上のコトは、どう頑張ってもやっぱり出来ないのですよ。(微笑)