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スズキヨシカズ幻燈画室

suzuky.exblog.jp

満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

『対話』

僕のスペイン暮らしで、その半分の時間を過ごした小さな町『 SURIA(スリア)』。
その町の、不揃いの石が敷き詰められた長い長い坂道の途中に建つ古い古いピソ(アパート)が僕の住処と画室だった。

写真はピソの入り口(玄関)の頭石(あたまいし)に彫られた、このピソ最初の住人の『表札』。 彫られた当時のままのオリジナルだそうです。 『1739』と言う数字と、たぶん住人の姓名(屋号なのかな?)が彫られています。 数字の『1739』は、1739年に建てられたピソだってコトですね。 今から272年前です。 272年前? 272年前がどんな時代だったかなんて想像もつきませんよね。 調べてみても(元文4年なんて言われても)「ピン」とこないので時代背景は知らないふりをします。(笑)

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「なぜいきなりこの写真を?」

「何故でしょう?」

昨日の文章に添えさせてもらったネイティブ アメリカンの『瞑想』(題名なのかな?)というフルートの演奏を聴いていたら(オーロラの写真も幻想的でしたよね)何故だか突然に、二つの映像が頭の中に浮かんできたのでした。
その一つが、僕がスリアで住んでいたピソの入り口に刻まれた年号と飾り文字。 そして、もう一つは僕がスペインから帰国する前に描いた『対話』と言う題名の、この作品でした。

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                スズキヨシカズ絵画作品 『対話』


自身の『影』と対話しているお婆さんを描いた作品です。 この絵の中に登場しているお婆さんにはモデルがいません。(たぶん何処かの街角で見かけたお婆さんなんだと思うんだけれど、、、憶えていないのです) なんとなくネイティブアメリカン的な風貌、、、と言うか絵の中にそんな雰囲気が漂っているようにも感じるけれど、、でもね、『音』で繋がっているような気がするんだ。 あの「ざらり」としたフルートの音と、この、お婆さんの絵の中に感じる音、、、。 その二つの『音』が何処かで繋がっている気がするんだよね。

これは付け足しだけれど、スリアの裏山を散歩している時に出逢ってシャッターを切った、「ざらり」としたモノタチの写真を添えてみます。
この3枚の連ねられた写真と絵から、、何と言うのかな、、僕は『時間の埃』(じかんのほこり?)のようなモノを感じるんですよ。

指先になぞると、「ざらり」とした『時間の埃』の気配を感じるのです。

「ざらり」

「ざらりとした気配」が、謎解きの鍵なのかな?(べつに謎でもなんでもないんだけど、、笑)


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              スズキヨシカズ写真作品 『風化風景』
by yoshikazusuzuky | 2011-02-23 23:11 | スズキヨシカズ的アート | Comments(2)
Commented by ひめママ at 2011-02-24 00:52 x
静寂を感じますね~。。。実際は、それらの中に激動があるのかもしれないけれど・・・。

しかし、毎日この時間に起きてる私は何者でしょう。夜の帳は私にとってカーテンコール?(笑)

それにしても、頭石に彫られたローマンキャピタルの文字&西暦~たまりませんね。時が静止してるかのよう・・素敵過ぎ!う~ん、次の作品はローマンキャピタルにしようかなぁ。。。。
Commented by yoshikazusuzuky at 2011-02-24 02:57
こんばんわ、ひめママさん。

さすがのひめママさんもこの時刻では、さすがにすでに夢の中、、、ですよね?(どうぞ良い眠りを)

ローマンキャピタルかあ、、、
ほんと、カッコいいですよね。

次回は思い切って支持体を石材にしてしまうというのはどうでしょうか? 白河石なら柔らかそうですよ。 あるいは粘土板に描いて(彫り込んで)数年間土中に寝かせて文字を熟成させる、、、とか?(笑)

僕にも少しわけて下さいね。(微笑)