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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

煙突のある風景(1)

記憶の始まる場所を特定出来ないのだけれど、誰かから聞いた話しを、僕が頭の中で勝手にふくらませて描いたイメージ画像なのか? それにしては細部まで鮮明に思い出せる気がする(気がするだけかな?)ので外国の映画か日本のテレビ番組で観たのかもしれない?

夜を待つ帳が下ろされ始めた森の中に、「ぽかり」と口を開いたような大きな円形の空間がある。 空き地と言ってもよいのかな、、、永く刈り取られた形跡もないけっこう背の高い(子供なら体半分隠れてしまう程だ)野の草が生い茂っている空き地だ。 その空き地の真ん中には赤煉瓦作りの、古く大きな煙突が建っているんだ。 煙突を囲む様にあちらこちらに点在する、ほとんど朽ち崩れて壁の一部分しか残っていないやはり煙突と同じ赤煉瓦の建物跡から、たぶん昔はこの空き地いっぱい工場か何かの敷地だったのだろうと想像出来る。 少年がいる。 その少年は煙突の焚き入れ口のような狭いスペースに、仰向けになって体を潜り込ませる。 「星をながめるのに、こんなにステキな場所はない」 「ボクのヒミツの場所なんだ」 、、、みたいなコトを言う。

そんなイメージ画像だ。

気になり始めると記憶の出所が知りたくなるよね。

ちょっと調べてみたら、『20年以上前に放送されたNHK教育テレビのサイエンスアイという番組で、昼間の煙突から琴座のヴェガを肉眼で見る実験をした』という一文が現れた。 『サイエンスアイ』は、今も放映されている『サイエンスZERO』の前身となった番組ですね。 やっぱり「煙突から星を見る」、、と言う番組があったんだ!(僕の記憶は半分以上作られた記憶だったのかもしれないけれどね) 結果から言うと、昼までも煙突の中を通してヴェガを見ることに成功したらしい。 ただ、垂直の煙突の中から見るためにはヴェガも煙突と同じ垂直に位置しなければならないので、観測にはかなり計算された緻密な計画が必要らしい。(それでも「数分間」だけしか見れないらしいけどね)

僕の記憶の中の少年は夜通しその場所で星を眺めていた気がする。

『琴座のヴェガ』かあ、、。

カール・セーガンの小説を実写化した1997年のアメリカ映画、『コンタクト(Contact)』、、好きなんですよ。 何回繰り返して観ても飽きないくらい、とてもとても好きなの。
巨大な電波望遠鏡を使った地球外知的生命体探査(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)プロジェクト、『SETIプロジェクト』にかかわる、ジョディ・フォスター演じる女性研究者を主人公とした映画なんだけど、、とても好きです。
彼女が受信した電波の発信源が『琴座のヴェガ』なんですよね。

なんだか写真とはなんの関係もないお話しになってしまいましたが、、、好きな映画の話しで終われたのでヨシとしましょう。



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            スズキヨシカズ写真作品  煙突のある風景(1)


でもこの煙突の写真、「ワームホール」を潜り抜けようとしているロケットのようだ、、と思いませんか?

思いませんよね、、、。

きょうはこれでおしまいです。(笑)
by yoshikazusuzuky | 2011-03-09 23:11 | スズキヨシカズ的アート | Comments(1)
Commented by Y at 2011-03-10 00:45 x
毎日、たのしみに 拝見しています。
今日は、久々に書き込んでみようと思います。
記憶のお話しで、思い出すのは、「女優霊」という
映画の主人公が、ずっと記憶していた映画の映像が、
実はいっさい公開されていなかったものだという
結末だった筈ですが、私の恐怖ゾーンにクリーンヒット
する話です。
自分でも、絶対に知らない筈の記憶がたくさんあります。
多分、以前見た夢とテレビ番組がごっちゃになっているのではないかと。それと、もっと言ってしまえば、自分で望むような記憶をあらたに作り出している風情(ひとごと)すらあります。なんて日和見的な脳みそをしているのでしょうか?
こんな私が大好きです。


おやすみなさい。