ナイフで鉛筆を削るコトについて (4月21日)
僕はカッターナイフを使って鉛筆を削ります。
鉛筆削り機は使いません。
子どもたちが使う鉛筆の本数は大変な数で、
全ての鉛筆を削るのには、
たっぷり1時間30分はかかります。
とても手間ひまかけているように聞こえるかもしれないけれど
そうでもないんですよ。
子どもたちと話しをしながらだったり、
教室が終わってからの時間だったり、、
「しゃこしゃこしゃこ」とカッターナイフを鉛筆に滑らせていると、
とてもとても落ち着いた気分になれるのです。
子どもたちの言葉の中から次のテーマや新しい発想を探ったり、
一日の出来事を順を追って頭の中に繰り返して見たり、、
とても充実した時間が過ごせるのです。
「子どものころ毎晩お父さんに包丁を研がされていた」、、とは僕の友人の談。
包丁を研ぐってかなりの精神集中力が必要ですからね。
友人は、その習慣がとても嫌だったみたいだけど(僕だって絶対嫌ですけど)、、、。
ある意味とてもよく理解出来る気がしますよ、、、彼のお父さんの考え方がね。
しばらく鉛筆削りをサボっていたりすると、
「ヨシさん鉛筆の先が丸いよ!」って、、
子どもたちからの要求が出ます。
「そんなに大変な思いしなくとも鉛筆削り(機)使えばイイじゃん!」と言われると、、
「だって楽しいんだもん!」と僕は応えます。
「へ〜〜〜〜?!」と子どもたちには、あきれた顔をされるけど、、
けっこう子どもたちにも僕の鉛筆に対する気持ち(「鉛筆に対する気持ち」ってなんだ? 笑)が伝わっていたりして、、、 「ヨシさんのけずったえんぴつでないとダメ!」 と言ってくれる子もいるのですよ。(嬉しいですね、、 涙)
ヨシさんの削った鉛筆は痛いほどに尖っているのです。
「鉛筆に対する気持ち」と言ったけれど、
カッターナイフで鉛筆を削ると、鉛筆それぞれが持っている個性が指先から伝わって来るんですよ。
「この子は柔らかいな、、」とか「この子は硬いけど繊細で折れやすいな、、」とか、、、。 そんな感じでね、伝わって来るのですよ。
スズキヨシカズ鉛筆画 『 海のものたち、、』 〜 流木と石 〜
それぞれ違う鉛筆の個性を理解していれば、
自ずと描く時の気持ちも変わって来るのです。
鉛筆に対してばかりではなく、画用紙に対しても、消しゴムに対しても、、
優しい気持ちで向き合う事が出来るようになるのです。
すくなくとも僕にはそう思えます。
さあ! 削りたてトンガリトンガリの鉛筆で、子どもたちは何をしてみせてくれるのかな?
(あれっ? 絵を描くんじゃないのかい、、、?) (^〜^)
、、、と
午後の教室が終わり子どもたちも帰宅し、、、今、夜の教室が始まりました。
龍之介(りゅうのすけ)がね、、
素晴らしい絵をお家で描いて来てくれたので見て下さい。
『クワガタムシのタイヤ屋さん』なんだそうですよ。
なんだか不思議なお店ですよね。
素敵に魅力的な絵だったので、ご褒美にダンボールで額縁を作ってあげたのでした。
すぐに飾れるように裏にはヒモも付いています。
「額縁の色塗りは家でする!」とお家に持ち帰ったので、
いまごろは色塗りしてんのかな?
ん? でももう20時過ぎだから、龍之介は眠る時間かな? (微笑)
どんな色に塗られた額縁が龍之介の部屋に飾られるのかな? (再微笑)
きょうは、まゆかちゃんがお姉ちゃんのあきほちゃんと一緒に来てくれました。
地震以来初めてです、、、逢えたのは。
でも今日でお別れしなければならないようです。
もう逢えないわけではないのだろうから「お別れ、、」は重たすぎる表現ですね。
でもそれくらい、、僕は寂しかったです。(「ヨシさんのけずったえんぴつでないとダメ!」 と言ってくれる子というのは、まゆかちゃんのことです。)
こはなちゃんにはけっきょく今日も逢えずじまいで、、、。
このまま、こはなちゃんともしばらくは逢えなくなってしまうみたいです。(土曜日の『メイちゃん』とは別なこはなちゃんです)
とてもとても寂しくて、、とてもとてもとてもとても悲しくて、、夜の生徒さんにつらくあたってみたりしています。(夜の生徒さんにとっては、いい迷惑ですよね。 苦笑)
まゆかちゃんが描いた町の絵は、
ニコニコ顔のお家がいっぱいいっぱい建ち並んでいました。
そして、まゆかちゃんが僕に、こう言ったのです、、、。
「あのねヨシさん、まゆかの町には電気はいらないの。 なんでだかわかる? まゆかの町はね、笑顔でいっぱいなの。 笑顔でいっぱいの明るい明るい町なんだ。 だから電気はいらないんだよ。」
ヨシさんはね、まゆかちゃんの笑顔、、、大好きですよ!
また、いつかいっしょに絵を描こう!
「ボ〜ン」と一回鐘が鳴って、、時計の針は22時30分を回りました。
教室で一人です。
「また明日、、」
鉛筆削り機は使いません。
子どもたちが使う鉛筆の本数は大変な数で、
全ての鉛筆を削るのには、
たっぷり1時間30分はかかります。
とても手間ひまかけているように聞こえるかもしれないけれど
そうでもないんですよ。
子どもたちと話しをしながらだったり、
教室が終わってからの時間だったり、、
「しゃこしゃこしゃこ」とカッターナイフを鉛筆に滑らせていると、
とてもとても落ち着いた気分になれるのです。
子どもたちの言葉の中から次のテーマや新しい発想を探ったり、
一日の出来事を順を追って頭の中に繰り返して見たり、、
とても充実した時間が過ごせるのです。
「子どものころ毎晩お父さんに包丁を研がされていた」、、とは僕の友人の談。
包丁を研ぐってかなりの精神集中力が必要ですからね。
友人は、その習慣がとても嫌だったみたいだけど(僕だって絶対嫌ですけど)、、、。
ある意味とてもよく理解出来る気がしますよ、、、彼のお父さんの考え方がね。
しばらく鉛筆削りをサボっていたりすると、
「ヨシさん鉛筆の先が丸いよ!」って、、
子どもたちからの要求が出ます。
「そんなに大変な思いしなくとも鉛筆削り(機)使えばイイじゃん!」と言われると、、
「だって楽しいんだもん!」と僕は応えます。
「へ〜〜〜〜?!」と子どもたちには、あきれた顔をされるけど、、
けっこう子どもたちにも僕の鉛筆に対する気持ち(「鉛筆に対する気持ち」ってなんだ? 笑)が伝わっていたりして、、、 「ヨシさんのけずったえんぴつでないとダメ!」 と言ってくれる子もいるのですよ。(嬉しいですね、、 涙)
ヨシさんの削った鉛筆は痛いほどに尖っているのです。
「鉛筆に対する気持ち」と言ったけれど、
カッターナイフで鉛筆を削ると、鉛筆それぞれが持っている個性が指先から伝わって来るんですよ。
「この子は柔らかいな、、」とか「この子は硬いけど繊細で折れやすいな、、」とか、、、。 そんな感じでね、伝わって来るのですよ。
スズキヨシカズ鉛筆画 『 海のものたち、、』 〜 流木と石 〜
それぞれ違う鉛筆の個性を理解していれば、
自ずと描く時の気持ちも変わって来るのです。
鉛筆に対してばかりではなく、画用紙に対しても、消しゴムに対しても、、
優しい気持ちで向き合う事が出来るようになるのです。
すくなくとも僕にはそう思えます。
さあ! 削りたてトンガリトンガリの鉛筆で、子どもたちは何をしてみせてくれるのかな?
(あれっ? 絵を描くんじゃないのかい、、、?) (^〜^)
、、、と
午後の教室が終わり子どもたちも帰宅し、、、今、夜の教室が始まりました。
龍之介(りゅうのすけ)がね、、
素晴らしい絵をお家で描いて来てくれたので見て下さい。
『クワガタムシのタイヤ屋さん』なんだそうですよ。
なんだか不思議なお店ですよね。
素敵に魅力的な絵だったので、ご褒美にダンボールで額縁を作ってあげたのでした。
すぐに飾れるように裏にはヒモも付いています。
「額縁の色塗りは家でする!」とお家に持ち帰ったので、
いまごろは色塗りしてんのかな?
ん? でももう20時過ぎだから、龍之介は眠る時間かな? (微笑)
どんな色に塗られた額縁が龍之介の部屋に飾られるのかな? (再微笑)
きょうは、まゆかちゃんがお姉ちゃんのあきほちゃんと一緒に来てくれました。
地震以来初めてです、、、逢えたのは。
でも今日でお別れしなければならないようです。
もう逢えないわけではないのだろうから「お別れ、、」は重たすぎる表現ですね。
でもそれくらい、、僕は寂しかったです。(「ヨシさんのけずったえんぴつでないとダメ!」 と言ってくれる子というのは、まゆかちゃんのことです。)
こはなちゃんにはけっきょく今日も逢えずじまいで、、、。
このまま、こはなちゃんともしばらくは逢えなくなってしまうみたいです。(土曜日の『メイちゃん』とは別なこはなちゃんです)
とてもとても寂しくて、、とてもとてもとてもとても悲しくて、、夜の生徒さんにつらくあたってみたりしています。(夜の生徒さんにとっては、いい迷惑ですよね。 苦笑)
まゆかちゃんが描いた町の絵は、
ニコニコ顔のお家がいっぱいいっぱい建ち並んでいました。
そして、まゆかちゃんが僕に、こう言ったのです、、、。
「あのねヨシさん、まゆかの町には電気はいらないの。 なんでだかわかる? まゆかの町はね、笑顔でいっぱいなの。 笑顔でいっぱいの明るい明るい町なんだ。 だから電気はいらないんだよ。」
ヨシさんはね、まゆかちゃんの笑顔、、、大好きですよ!
また、いつかいっしょに絵を描こう!
「ボ〜ン」と一回鐘が鳴って、、時計の針は22時30分を回りました。
教室で一人です。
「また明日、、」
by yoshikazusuzuky
| 2011-04-21 23:11
| 繋がる想い
|
Comments(8)
Commented
by
kibi
at 2011-04-22 03:26
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宮沢賢治さんが、結婚して子供を持ったらキット画伯の様な生き方をするのではないでしょうか。画伯は宮沢賢治さんの生まれ変わりに間違いないです。
勢揃いした尖った鉛筆美しいです。
勢揃いした尖った鉛筆美しいです。
0
Commented
by
yoshikazusuzuky at 2011-04-22 13:09
な、、なんというプレッシャーを! (^^)
僕は自分を宮沢賢治が愛用した鞄の生まれ変わり、、、だと思いたいです。
あるいは宮沢賢治が生徒に投げたかもしれない短くなった白墨(チョーク)とか?
(微笑)
それでも、大それた言い草ですね。
ごめんなさい。
kibiさん、コメントとお手紙をありがとうございました。
僕は自分を宮沢賢治が愛用した鞄の生まれ変わり、、、だと思いたいです。
あるいは宮沢賢治が生徒に投げたかもしれない短くなった白墨(チョーク)とか?
(微笑)
それでも、大それた言い草ですね。
ごめんなさい。
kibiさん、コメントとお手紙をありがとうございました。
Commented
at 2022-01-05 22:33
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
鉛筆
森由佳
Commented
at 2022-04-06 08:05
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
鉛筆
遠国信也