秘密手帳より、、 (5月6日)
「これは僕が教室で使っている手帳です。」
いちばん古い日付が2008年2月16日(土)になっているので、、、
これで約5年分ですね。
僕に手帳を持たせると、
一冊使い終わる頃には、たいてい持ち歩くのに難儀するくらいの厚さに(2倍にも3倍にも4倍にも、、)膨れ上がり、ゴムバンドでグルグル巻きにしないと収拾がつかない状態になってしまっていますね。(笑)
とにかく僕は何でもかんでも手帳に貼り付けてしまうのですよ。
(「何でもかんでも」と言っても、いわゆる「手当たり次第」と言う意味ではなくて、一応は僕なりの決まり事はあります。そりゃそうだ。)
でも、素敵に大好きなのですよ、、 何でもかんでもが貼付けられて分厚くはち切れそう膨らんだ手帳がね。
なんだかワクワクするのです。
もちろん自分の手帳を自分で書いて貼って挿んだだけのモノではあるのですが、
毎回手帳を開く度に、初めて手帳を開いたかのような驚きと発見を伴う新鮮な気持ちを味わう事が出来るのです。 「ドキドキ」するのです。 何故でしょうね? (微笑)
これはもう『手帳』とは呼べませんね。
さて、今日から始まった子どもたちの『秘密の手帳』作りは、どんな風になっているかな?
あっ! その前に言っておきますね。 手帳に冠した『秘密の道具図鑑』と言う題名も、始めにみんなで考えた『テーマ』のような内容の統一性も、、、。
始まってたったの数分間でキレイさっぱりと消滅して無くなってしまいましたよ。
まあ、予定(予想)通りのコトですね。(笑)
まだまだ始まったばかりなのでメモ帳のページは「たっぷり」と残っているので子どもたちの気持ちはくつろいでいるし、、。 何よりも子どもたちの得意とする分野ですからね。(微笑)
思うにまかせた子どもたちの鉛筆は、「がんがんがん」と突き進んで行きます。
地球上の行きたい場所や、広い宇宙の行きたい星に、「ぴぴん」とタッチするだけで、瞬時にその場所へと移動させてくれる『地球儀&天球儀型瞬間移動装置』であるとか、、、
長針と短針の角度を変えるだけで『現在過去未来の時間を自在に操れる時計』だとか。
或いは、
この一枚のパーカーを着ていさえするだけで、どんなに厳しい寒さにでも対応出来る、『ぜったいあったかいパーカー』(うん!良いネーミング!!)、、、だとかね。
かと思えば、、、
ラムネ菓子を食べまくって、手帳に「がしがし」その包み紙を貼り付けながらそれぞれの味の違いを論じているモノもあったな。 これなんかは「秘密、、」と言うよりも、どちらかと言えばラムネ菓子を作っている会社の『お客様相談窓口』に感想として直接伝えた方が喜ばれるんでないかな?
でも、いろんな味を大量に食べ過ぎて、最終的には味覚が麻痺して何にも味を感じなくなってしまっていたけどね。 (笑)
自分の手形を写し取った紙を黙々と貼っている子もいましたね。(微笑)
セロファンや紙など、素材を変えて折ったお花を貼って説明文を添えている子もいました。
「いいなあ、、 この一見すると無意味としか思えない作業!」
無意味にしか思えないと思える作業が終了する場所には、その無意味なように思えた作業からは想像もつかないし考えも及ばないほどに完成された素晴らしい世界観を収めた一冊の書物(おいおい、、「しょもつ」っておおげさすぎるだろう?!)が出来上がっていて、子どもたちを待ってくれているのですよ。
さあ! こんな風にして始まった5月のリベラの『秘密図鑑』づくり、、、。
はたして秘密を「ぎっしり」と詰め込んだこの手帳は子どもたちを(そして僕らを、、)どんな世界へと導いてくれているのでしょうか?
by yoshikazusuzuky
| 2011-05-07 01:49
| かいがきょうしつ リベラ
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