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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

黒い絵の具 (5月9日)

かいがきょうしつ リベラにはいった子どもたちはまずヨシさんに絵の具箱の中から黒い絵の具のチューブを抜き取られて黒い絵の具専用箱の中に封印されてしまいます。
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                    「あらららら」

黒い色の可能性について前に書きました。 黒白モノクロは七色の可能性を秘めている、、と言うような意味の事を書いたのに、なぜ子どもたちは黒い絵の具を取り上げられてしまうのか? 矛盾していますか?

でもね、黒は危険な色でもあるのです。(と僕は思うのです)

単独での使用ならば良いのですがほかの色の中に在ると、ほかの色を食べてしまうのです。

そのうえ黒い絵の具を持っていると『黒』と認識出来る色を黒い絵の具だけで塗ろうとしてしまうのです。(言っている意味は伝わっているでしょうか?) 髪の毛は黒、、とか、 カブトムシは黒、、とか、 自動車のタイヤは黒、、とか、 人の瞳は黒、、とか? でも、髪の毛もカブトムシもタイヤも瞳も『黒』ではありませんよね? ただ黒く見えるというだけのお話しであって、決して『黒』ではないのです。 そんな意味です。

『黒』は『白』と同様に、『すべての色をその身の内に宿した色』として受け入れられるようになったら黒い絵の具を使えば良いと僕は思っているのです。 黒に食べられるのではなく、黒を食べてしまうのです。 

それまでは黒は自分で作る色リストの第一候補です。(黒っぽい色なんて100万通りでも作れるはずです)

とは言え子どもたちにも要求する権利があります。

「くろつかいたい〜〜〜くろつかいたい〜〜〜くろつかいたい〜〜〜」

と騒ぎ出したときは黒い絵の具箱の中の封印を解き、思う存分、黒い絵の具だけで絵を描きます。

きょうはそれらの『くろいえのぐだけでかいたこどもたちのえ』(黒い絵の具だけで描いた子どもたちの絵)を紹介したいと思います。
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                   いかがでしたか?
                   
              
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              絵についての説明なんか必要ありませんね。
  



               色鮮やかな『ヒカリアソビ』の後に、、
            
           きょうは『黒い絵の具』と『黒い絵』のお話しをしました。



                      おしまい
by yoshikazusuzuky | 2011-05-10 00:38 | かいがきょうしつ リベラ | Comments(2)
Commented by kibi at 2011-05-10 04:49 x
画伯のブログに載っていたオパールや鉱物の写真を見た時
画伯の絵画作品の背景と重なり合いました。
限りある生の花や人や動物が朽ちる事のない美しい色の世界の中で何時までも活き活きと生きているようなそんな印象を受けました。この世にどれだけの数の色が存在しているのか色探ししてみたいです。
Commented by yoshikazusuzuky at 2011-05-10 20:15
僕が『師』と呼べる唯一の画家、佐久間利正。

僕は初めて佐久間利正の作品に出逢った時の衝撃をいまでもはっきりと憶えています。

佐久間利正の作品が放つ輝きが、佐久間利正が愛して止まない南米の山岳民族が紡ぐ絹織物のもつ絹の光沢と染料の色彩に由来することを知ったときの衝撃もまた、鮮明に記憶に残されています。

kibiさんが言ってくれたように僕も、

我が師佐久間利正と同じように、僕の愛する鉱物たちの質感と輝きを作品の中に残せたらと思っています。

おこがましいですが、、、。


kibiさん、コメントをありがとうございました。