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スズキヨシカズ幻燈画室

suzuky.exblog.jp

満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

ひかりをさがす

「ことし、、なぜ僕は光たちを探しに行かないのだろう?」

そう呟いて僕はゴムサンダルをつっかけて外に出る。

緩やかな下り坂。

「ぺたりぺたりぺたり」

静まり返った夜の音に混じり合う僕の足音、、、。
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夏草の緑(あお)さは夜の色に沈み、

遠く家々の灯りと薄墨に影絵を残す低い山の上には
「ぼんやり」と、、、

半欠けの月が浮かんでいる。


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遠く(或いは近く、、)
闇の中に半欠けの月を写したような
夏虫色(なつむしいろ)が、、、「ふわり」、、、と浮かぶ。




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        「かさかさかさかさ」

        衣摺れの音にも似た、、
        微かな
        微かな
        夏虫たちの囁き声、、、。



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           「ふわり」










ことしも夏虫色の光たちは、、 (コトシモナツムシイロノヒカリタチハ、、)

「ふわり」 (「フワリ」)
「ふわり」 (「フワリ」)

月光を溶かし込んだ薄墨色の夜の中に、 (ゲッコウヲトカシコンダウスズミイロノヨルノナカニ、)

「ふわり」 (「フワリ」)

舞い飛んでいました。 (マイトンデイマシタ。)


(静かに微笑む)

(シズカニホホエム)
by yoshikazusuzuky | 2011-07-13 23:11 | 日常 | Comments(0)