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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

夏の教室(2)

きょうは、ミナちゃんとカレンちゃんの絵をご紹介しますね。

まず初めにはミナちゃんから。
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ことしミナちゃんが選んだのは『河川愛護ポスターコンクール』でした。

シンプルなデザインだけれども『躍動感』がある素敵なポスターに仕上がったよね。
(微笑)

今年は何故だか『川(河)』に関する図画やポスターを選ぶ子が多いんだけど、
今回から、図鑑だけでなくて魚の立体模型も使いながら作画しています。

まえに紹介したアヤノちゃんやジュンヤくんの絵もそうだったけれど、
『躍動感』の理由はそこにもあると思うんですよね。

図鑑だけではどうしても一方向のみからしか見られませんが、模型を使えばどんな角度から見たカタチでも確認しながら描くことが出来ますからね。

                         つづいてはカレンちゃんの絵ね。
a0199297_21243576.jpgカレンちゃんは『家庭の日ポスター』を選びました。
このポスターの募集要項テーマ欄には「家族で家事を協力し明るい雰囲気をつくっているようす」「大震災にも負けない家族や地域の絆を表すもの」との記述があるのですが、、、カレンちゃんの描いた絵を見てどう思いますか?
テーマから逸脱していると思いますか?
いっしょに住んで同じ食卓に着いているから家族なワケではないですよね。
大震災うんぬんにかかわらず、家族との『楽しい想い出』こそが「家族を支えている『絆(きずな)』そのものではないだろうか?」と僕には思えてカレンちゃんがこの場面を絵にすることを決めた時に反対はしなかったのですが、、、間違ってましたかね?

このブログはたくさんの人とたくさんの場所へと繋がっているので、ここでこんなことを書くのは良くないかもしれませがあえて触れさせて下さい。
決まりを守ることは最低限絶対のルールですが、慣習的な解釈で物事を判断するのみでは創造力(想像力)が『展開』することは絶対にあり得ませんよね。(よね?)
マニュアルに従って型通りに物事を仕分けしてゆくのが混乱を回避する方法、、、なのは「それはそうだ」と思います。(「理解しなさい」と言われれば従うことは出来ませんが理解することは出来るかもしれません) 勝手な解釈で勝手な判断を下すことが出来ないのは重々承知していますが「大丈夫なモノは大丈夫」なのであって、慣習的な意味合いだけの判断で物事を決めつけるのは良くないです。 「前例がないから」とはよく聞く言葉ですが、では誰が前例を作るのでしょうか? 「ナニによって人間は進化して来れたのでしょうか?」 これを大袈裟な表現だと僕は思いませんよ。

『創造力(想像力)』こそがヒトを未来へと導いているのではないのかな?

僕がフリーランスで仕事をしているからこんな「勝手なコトを言えるんだ」と言われてしまえばそれまでですが、、未来を作るのは子どもたちです。
30年も40年も前に子どもだった人間が未来を担うわけではないのです。
いま現在の子どもたちから創造力(想像力)を削ぎ落としてしまうようなコトだけはしてはいけないですよね。

なぜこんなにも僕が熱くなって語っているのかと言えば慣例によって子どもたちの努力がむくわれないことが多々あるからです。
みんながとは言いませんが、宿題として提出された子どもたちの絵を判断する過程で出品規定範囲内であるにもかかわらず「みんなと同じでなければならない」という基準に照らし合わされ、学校が始まってからの短時間で間に合わせ的な描き直しをさせられてしまったりすることがあるのです。
そして子どもたちからそのコトを聞かされたときの僕の悔しさは、、、子どもたちの悔しさと同じくらいの悔しさです。

これはまた別な機会でのコトですが(子どもたちの絵をめぐりもめ事を起こしました)ある学校の校長先生が僕にこう言いました。

「自分の指導が評価されなかったのが悔しいんでしょう?」

バカ言ってんじゃないよ!

なめてもらっては困ります。まわりがどんな風に判断しようとも僕は自分の命をかけて子どもたちと付き合っているのです。
僕が悔しいのは『子どもたちの努力』が評価されなコトとに対する怒りからです。
それが当たり前じゃないでしょうか?
そんな判断も出来ないから古い慣習を言葉を変えて表現することを「新しい展開だ」と勘違いしてしまうのです。

「愚痴ってしまいました」 (失礼)


またたいへんなことになってしまうかもしれないからこれくらいにしとこ。 (笑)


でもね、はっきり言っておきますが、子どもたちの絵に関しての理不尽な決定には断固抗議しますよ。
僕には愛する者と子どもたちの名誉、そして自分が口にした言葉以外に失いたくないものなんてなにもありませんから。
フリーランサーにはフリーランサーなりの規範があるのです。

あれ?

なんだかへんてこな空気の中での終わり方になってしまったなあ、、、。


でも僕が何を言おうと誰が何と言おうともミナちゃんとカレンちゃんとみんなみんなの絵が素晴らしいコトは揺るぎのない事実ですからね。
だれにも文句のつけようはありませんよね。 


「でしょう?」


(微笑)


おかしな空気をカンちゃんに変えてもらおう!(なんと身勝手な! 笑)
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まだ下描きの鉛筆描きだけど、、、
カンちゃん画。

『鳥を飼ってみたいなあ」

です。


さすがはカンタロウ!


「やったねカンちゃん!」



(微笑)
by yoshikazusuzuky | 2011-08-07 23:11 | かいがきょうしつ リベラ | Comments(7)
Commented by yoshikazusuzuky at 2011-08-07 23:56
タムムさんへ

原稿をありがとうございます。

一気に読める時間を作って一気に読みます。

(^〜^)
Commented by うちだゆきこ at 2011-08-08 06:32 x
スズキヨシカズ様
初めまして、名古屋に住む、4歳と1歳の子どもの母、うちだゆきこといいます。
七世代先の子どもたちの未来を考る会と、原発に不安を感じるママの会http://www.geocities.jp/mama_huan/で、活動しています。

ネットを見ていて、北の石器人さんのブログから、こちらの素敵な絵画教室での絵の数々を知りました。
3月11日には被災されたとのこと、心が悲しくなりますが、わずか1週間で教室を再開されたことには、私も元気付けられました。

それで、もしよろしければ、私が協力という形で関わっている展示会で、この中から2点、私がプリントをして展示することをお許し頂けないでしょうか?

↓名古屋での展示会のちらしへのリンクです。
http://www.geocities.jp/mama_huan/willaichi.pdf

↓この施設の展示コーナーで展示させて頂きたいです。
http://will-aichi.c-3.jp/shisetsu/main1f-3.html

使わせて頂きたい絵は、
4月12日のけんせいくんのあたらしい町の絵と、「風力と水力と~(省略)~見守ってくれますように、、、。」のスズキさんのコメントと、
4月21日のまゆかちゃんの絵と、まゆかちゃんのコメントです。
(次のコメント欄へ続きます。)
Commented by うちだゆきこ at 2011-08-08 06:33 x
もちろん、この絵画教室やこのブログの説明・紹介文も並べて掲示させて頂きます。
展示作業後は写真を撮って、その連絡も致します。

許可頂けるかどうか、後程かいがきょうしつリベラの電話番号へ電話をさせて頂きます。
または、私の会のメールアドレスは、mama_huan●yahoo.co.jpです。(お手数ですが●を@に変えてください)
良いお返事が頂けると、とても嬉しく思います。
どうぞよろしくお願い致します。
Commented by yoshikazusuzuky at 2011-08-08 09:45
うちだゆきこさま

素敵な展覧会へのお誘いありがとうございます。

ケンセイとマユカちゃんにかわりお礼の言葉を、、
そして喜んで受けさせていただきます。

いまメールアドレスの方へお便りさせていただきますのでもう少々お待ち下さいね。


ありがとうございました!

(^〜^)
Commented by kibi at 2011-08-09 00:57 x
何時の間にか人は本心を隠して生きて
何時の間にか人は自分を見失い
何時の間にか人は人を責める
なーんちゃって
けど芸術が生き残っているのは
それでも人は一粒の真実を求めている心が
あるからではないかと思いますです
画伯、真実一路死ぬまで突っ走ってください。

Commented by yoshikazusuzuky at 2011-08-18 21:03
kibiさん、コメントをありがとうございました。

『一粒の真実』

良い言葉の響きがします。

素敵な表現ですね。
Commented by yoshikazusuzuky at 2011-08-18 21:16
タムムさん、コメントをありがとうございました。

なかなか読めなくてゴメンナサイです。(始まりの数行ですでに「ぐぐ」っと来ているのですが、、、)
やっと、、と言うか、もうすぐ夏休みの教室も終わります。
終わっても何が変わるわけではなく途切れ目なく通常の教室が始まるのですが、それでもとりあえずは、子どもたちも僕も夏休みの図工の宿題からは開放されるわけです。(苦笑)

今年の夏も暑い(熱い)夏ですね。 (微笑)