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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

夏の教室(9)

きょうは『阿武隈川上流児童図画ポスターコンクール』を選んだ2人、シュンちゃん(シュンスケ)とユウタの作品です。

まずはシュンちゃんの作品からね。
a0199297_1434660.jpg
なんだか「優しい」でしょう?

画面全体から優しさを感じませんか?

これだけいろいろな魚の模型があるのに、『鮎(あゆ)』だけにスポットをあてたのはシュンちゃんだけですね。

(ちなみに用意されている立体模型は、、カジカ、アメマス、アユ、オイカワ、ウグイ、シマドジョウ、ヤマメ、イワナ、メダカ、イトヨ、ベニザケ、、そしてちょっと変わったところではサンショウウオ、カジカガエルにアカガエル、アマガエルにモリアオガエル、、なんて言うのもありますね。)

アユが群れ泳ぐ川の対岸は「ひまわり畑にしたい!」とは、描き始めからのシュンちゃんたっての希望でした。
ひまわり畑の色とアユの色、、、。
とても「優しい夏」を感じさせてくれる絵です。 (微笑)


                            これはユウタの絵です。
a0199297_1434506.jpgユウタは標語は入れない『図画』の方を選択したのね。

「ユウタはね、とても深い思考回路を持った男の子なのです。」

ユウタとは短い付き合いではないのだけれど、、
知り合った頃からそうでしたね。

下描きをするのに鉛筆の始まりの一線が画用紙に引かれるのも、
着色をするので絵の具をつけた一筆が画用紙に着面するのにも、、
ものすごく長い時間がかかるのです。

もちろんその間、
何もしてないわけではないのですよ。

図鑑のページを繰り返し繰り返しめくっては何かを確認したり何か考えをまとめたり、、、と
ユウタの頭の中はフルに回転しているのです。

コレはユウタに限ったコトではないのだけれど、
教室(リベラ)では出来るコトでも学校の教室では出来なかったりするコトがあるのは、たぶん『時間』に関係した問題なのですよ。

時間さえ上手く使いこなせれば素晴らしい作品は絶対に生まれて来るのですが、、、仕方のないことです、
何事にもルールは存在しているのですから議論の余地なく、みんなと一緒に同じことを同じ時間内にやらなければならないコトはやらなければならないコトなので、、それは仕方のないコトなのだと思います。

だからあとは、僕たち(「僕たち」と言うのは「子どもたちの絵を見る機会がある全ての大人たち」という意味です)次第ってコトですよね。

絵が途中の段階であろうと時間に間に合わせるように完成された絵であろうと、、
絵の中にいる『その子』を見付け出してあげられるかどうか?

そういうコトだと思うのです。


(上手く言えないけれどね)



そういうコトだと思います。
by yoshikazusuzuky | 2011-08-20 23:43 | かいがきょうしつ リベラ | Comments(0)