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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

夢に見た場所

年明けからヨシト君は建物の(風景の?)絵を描き始めています。

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「何度も何度も夢の中にこの同じ建物が出てくるんだよ」

そうヨシト君は言っていました。




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     黄金色の大地に、、、

     紫色に煙ったような

     樹々の群れ。



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    淡い水色の空に、、、

    鮮やかに蒼い屋根の色が

    とても印象的です。



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「夢の中でしか辿り着けない場所がある、、、」

ヨシト君にとってこの建物と建物の在るその場所は、、
どんな意味を持っているんだろうか?
ヨシト君が『夢に見た場所』。
その全てが現れるのを静かに待つコトとしましょうか。 (微笑)

『夢に見た場所』とは少し意味合いが違ってくるのだけれど、僕には『夢に見る場所』がある。
その場所は(ヨシト君の場所とは違って、、)現実にゾンザイする場所です。
町の中心(現在もあの場所は町の中心だろうか?)に建つ3階建ての古いビルで大人の生徒さんたちの昼間の教室をやっているのだけれど、そこの3階の窓から「その場所」は見える。
そこは東北新幹線のトンネルの真上にある石英層の露頭です。 周りは鬱蒼とした樹々に覆われているのだけれど、その場所は堅い石英の層になっているため樹木が根を伸ばせずにむき出しの岩肌になっているのです。
a0199297_20185380.jpg僕にその場所の事を教えてくれたのは、かかりつけのお医者さまでした。
その先生の診察室は、、、まるで博物館(、、に見えるおもちゃ箱)なのです。
ハッキリ言って『かいがきょうしつリベラ』です。(笑)

スペインから帰国してからお世話になるようになったので、、もう15年程になるのかな?
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具合が悪くて診てもらいに行くのだけれど、、(あたりまえだね! 笑)、、ついつい途中から別な話題になってしまうのです。(鉱物のコトとか鳥のコトとか動物のコトとか絵のコトとか、、、ね 微笑)
その先生が子どもの頃にその場所で『水晶』を掘っていた(採集していた)話しをしてくれたのです。

もちろん、その話しを聞いた瞬間から僕の心は「あの石英層の露頭の下に眠る水晶たちのコト」で、いっぱいになってしまったのは言うまでもありません。 それから「ずっとずっとずっとずっと」僕はその場所で水晶を掘るコトを夢に見つづけているのでした。
a0199297_2024502.jpgただ、場所が場所だけに「侵入」したら逮捕されかねないので(って言うか確実に警察に通報されてしまいますね)思いとどまっているだけなのです。

『絵画教室主宰の男(45歳)、新幹線トンネル上の山肌に貼り付いているところを逮捕!テロ行為を画策か!?』

とかって見出しは子どもたちには見せられませんものね。(苦笑)

何故また急にこの話しをしているかと言うと、7日(土)の新聞(福島県に住んでらして「福島民友」をとっておられる方、23面の『みんゆう随想』をご覧になって下さい)の中のコラムで、その先生が「小石との語らい」というタイトルで、その『水晶』の話しを書かれていたのを読んでしまい、今日は今日でヨシト君の『夢に見た場所』って言葉にも刺激されてしまったからなのでした。

唐突ですが、僕はこのお医者さまのような『おとな』に(もうじゅうぶん大人だけどね、、笑)なりたいのでした。

僕の憧れる『おとな』なのです。



(微笑)
by yoshikazusuzuky | 2012-01-09 21:21 | かいがきょうしつ リベラ | Comments(0)