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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

石川町立歴史民俗資料館

昨日は、『御斉所街道(ごさいしょかいどう)』を通って『いわき市』に行ってきました。
御斉所街道は、『白河市』を出発すると『東(合併前の東村)』を通り、『石川町』、『古殿町』を抜けて、『いわき市』へと繋がっています。

その石川町に、『石川町立歴史民俗資料館』は在ります。
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町の中を流れる『今出川』沿いの道を進むと(この道は桜並木で春は満開の桜のトンネルになります)、
ちょっと見過ごしてしまいそうなくらいに奥まった場所に、その古いコンクリート造りの四角な建物が見えてきます。
ちなみに、お隣は図書館です。
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「知る人は知っている、、」資料館なのですが、、
僕的には、「みんなに知ってもらいたい!」 資料館なのです。

「何故か?」

何故かは、このエントランス(、、と呼ぶより『入り口』と呼ばせて下さい 微笑)を見ていただければ、、 想像つきますか? (笑)

石川町立歴史民俗資料館の収集展示の中心を成すのは、『鉱物』です。
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入り口にさりげなく控えめに、、しかし重大な表示がされています。

『日本三大鉱物産地(石川町産出鉱物)』

「うわっうわっうわ〜〜〜〜〜〜い!」 (^0^)
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「ご存知でしたか?」 福島県石川郡石川地方は日本三大鉱物産地の一つで、実に100種類以上の鉱物を産出するのです。 (スゴい!!)

ちなみに日本三大鉱物産地とは、『岐阜県苗木地方』、『滋賀県田ノ上地方』、そして、『福島県石川地方』です。 (詳しい産出鉱物情報は、もし興味を持っていただけたら検索してみて下さいね。 微笑)

資料館は3階建てです。
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1階は、メインの展示室。
石川地方産出の鉱物たちが展示されています。
巨大な水晶や長石の結晶が見えますね。 3枚目の画像の左手前に見えるのが『長石』、 『カリ長石』の巨晶です。 (立派な結晶ですね!)

1階に展示されているモノたちをザッと紹介しますと、、、

『雲母』です。
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『きらら』と呼ばれますね。

「素敵な呼び名です!」(微笑)

画像に大きく写っているのは『黒雲母』です。
薄い薄いセルロイドを重ねたような、、繊細さを感じる鉱物です。

『緑柱石(ベリル)』です。
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宝石の『アクアマリン』や『エメラルド』も緑柱石の仲間です。
透明感のあるものは、ほんとうにまるで水の結晶のように澄んだ清らかな美しさがあります。
僕の好きな鉱物の一つです。 (微笑)

『石榴石〜ざくろいし〜(ガーネット)』です。
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たくさんの種類があり、色も様々です。
こちらも深く透明感のある石は宝石として珍重されます。
まるで熟成された赤ワインのような深みのある赤色は、とても神秘的な美しさで人を酔わせます。

(なんだか宝石のセールスマンみたいな口調になってきたなあ〜 笑)

電気石(トルマリン)』です。
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摩擦を加えるコトによって電気(静電気?)を発生させるので『電気石』と呼ばれます。 石川地方では10種類くらいの電気石を産出しますが、「その大きさと質の高さでは定評がある、、」と何かで読んだ覚えがあります。
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この大きな電気石の結晶の美しさも素晴らしいですよね! (微笑)

鉱物の王様!(誰がそんなコトを? 笑)
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『水晶(クォーツ))』も、数多く産出します。
この図は産出状況のスケッチですね。
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町の総合運動公園(その名も『クリスタルパーク・石川』と言います!)造成工事中に露出した晶洞(中で結晶が成長した洞窟)を図解したもので、
先ほどの画像のモノも、その晶洞から産出した水晶たちです。
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これらの大きくて立派な『煙水晶(スモーキークォーツ)』たちもそうですね。
煙水晶は、白水晶が自然界の放射線により化学変化を起こして黒く色づいたモノです。

もちろん、この他にもたくさんの鉱物が展示されている1階ですが、
「トトトトト」と、急ぎ2階に上りますと、、
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2階には石川地方の地質についての展示が成されています。
『阿武隈山地の生い立ちを語る岩石たち』 、、の展示です。

美しく結晶した鉱物たちを見てきた後だと、
ひどく地味な『石ころ』に見えてしまうかもしれませんが、、
「とんでもない!」
これら岩石あっての鉱物たちであり、地球という名の惑星(ほし)ですからね!
「これは外せません!」
じっと目を凝らして見つめていると、
『石ころ』の中に全てのモノたちの誕生が(全てのモノたちの始まりが)感じられるはずです。 (微笑)

はい! 3階に進みますよー。 (^0^)

3階は『外国産の鉱物』が展示されています。
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画像真ん中に置かれたショーケースに入れられているのはロシアで作られた『人口結晶』です。
白水晶をはじめ、カラフル過ぎる程にカラフルな結晶がならんでいます。

外国産の鉱物の怖いところは(?)美し過ぎるコトでしょうか?
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「なぜ?」 、、と鉱物たちに問いかけたくなるくらいに美しすぎます。
水晶の透明度といい姿形といい、、 何なのでしょうか? (笑)
もちろん、標本として持てるものならば持ちたいくらいの質の高さです。
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この、きれいな緑青色の群晶(結晶の集合体)は、『微斜長石(びしゃちょうせき)』と言います。 このようにきれいな緑青色に発色した結晶は『天河石(アマゾナイト)』と呼ばれますね。

この他にも、たくさんたくさんの美しい外国産鉱物が展示されています。

ところが不思議なコトには、
これだけたくさんの美しい外国産鉱物を見せられても、、 「なるほどなるほど」 、、くらいにしか思わないのです。
それだけ『この資料館に展示された純粋な国産鉱物たちの存在感は揺るぎのないモノなのだ!』 、、というコトだと思うのです。
ほんと、、
なんど訪れても、
なんど見ても、
何時間居ても、、、
「退屈なんか絶対にしない!」 、、んだよなあ〜〜〜! (^〜^)


「え〜〜〜と」 (「え〜〜〜と」って何だ? 笑)

この資料館には、いわき市立美術館『宮沢賢治 詩と絵の宇宙 展』を見に行く途中に寄っただけなのでしたが、、、 えらく長い時間をココで過ごしてしまった僕でした。(笑)
資料館の館長さんともお話ししたりして、、 「あー 楽しかった!」
そうそう、今月から3階で特別展が始まるそうですよ!
石川の鉱物研究の第一人者で『学法石川高校』創立者でもある『森嘉種(もりよしたね)』 コレクションから素晴らしい標本たちが特別展示されるそうです。
「これは見ないばなんねね!」
、、ですよね。
詳しい情報はリサーチし、後日お知らせします。

森嘉種(もりよしたね)
1863-1933 明治-昭和時代前期の教育者。
文久2年12月23日生まれ。水戸の私学自彊舎(じきょうしゃ)にまなぶ。明治25年福島県石川村に石川義塾(現学法石川高)を創立し,塾長兼教師となる。鉱物研究にも熱心で,石川地方の鉱物を収集し,膨大な標本をのこした。昭和8年9月4日死去。72歳。陸奥(むつ)白河(福島県)出身。

「あれ?」 (「あれ?」ってなんだ? 笑)

宮沢賢治のお話し、、は? (わ?)

石こ賢さんならこんな僕をも笑ってゆるしてくれるでしょう!)


では、また次回ねー!



(^0^)/
by yoshikazusuzuky | 2012-06-04 23:12 | 理科室の記憶 | Comments(1)
Commented by フェアリー at 2012-06-05 11:36 x
石川町に、こんな素敵なスポットがあったんですね(^^)

今度ぜひいってみたいです(*^^*)

ありがとうございます☆