心がざわめくコトについて、、
パズー:「ドーラも黒眼鏡も、その石を狙ってるんだね」
シータ:「でも、この石に不思議な力があるなんて、私ちっとも知らなかった。 ずっと昔から家に伝わってきたもので、母が死ぬとき私にくれたの。 決して人に渡したり、見せたりしちゃいけないって…」
シータ:「ごめんね。私のせいでパズーをヒドい目にあわせて」
パズー:「ううん、君が空から降りてきたときドキドキしたんだ。きっと素敵なことが始まったんだって」
シータ:「おじいさん、ずーっと地下で暮らしてるの?」
ポムじいさん:「ふっふっふっ、まさかな。夕べから石たちが妙に騒ぎおってな。こういうときに下におるのは好きじゃがな」
パズー:「岩がざわめくの?」
廃坑道の洞窟のなか、、
周囲の岩に耳を澄ますパズーとシータ。
しかし、、何も聞こえない。
(静寂)
ポムじいさん:「ふっふっふっ、石たちの声は小さいのでな」
ランタンの明かりを消すポムじいさん。
消えたランタンから広がる暗闇、、
その暗闇の中、
しだいに周囲の岩々が青白い光を放ち始める、、、。
by yoshikazusuzuky
| 2012-12-20 00:43
| 記憶の欠片
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