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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

しゅくだい(15)

どの角度から見ても、
何度見ても、、
しゅくだい(15)_a0199297_19161327.jpg
大量のモノ(物)が乱雑に積み重なり溢れ返った
こんな教室でゴメンナサイ。(だれにあやまってるの 、、かな? 笑)
「掃除はしているんですけど、
片付けられないのですよね。」
真っ白で空っぽの部屋を一室あたえてもらえたなら、
ものの数日で同じような状態の部屋に仕立て上げてしまう確固たる自信があります。(笑)
いままでドコに部屋を借りてもそうだったし、
これからも変わらずそうだろうと思います。
落ち着くんですよ。
僕にとっての「この空間」は、
それがどんな状況下であろうと「この空間」でなくてはならず、、
「この空間」が無くなってしまえば、
僕も確実に消えていなくなってしまうのです。
僕は「この空間」にたくさんの人たちを招き入れます。
けれどもその人たちはここには留まらないのです。
長い時間であったり短い時間であったり、、
滞在時間は、その人それぞれの自由意志で決定されますが、
最後にはその人たちも「この空間」からは去って行くのです。(もちろんいつでも戻って来れる場所であることは言うまでもありません)
でもそれは「留まる」と言うコトではないのです。
「この空間」に留まっているのは僕だけなんです。
「この空間」に留まっていられるのは僕だけです。(正確には僕と僕の大切なモノたちの居場所はココだけです)
「この空間」に留まっているのが僕と僕の大切なモノたちだけでなければ、、
「この空間」は存在意義を失ってしまいます。
僕にとっての「この空間の存在意義」(僕自身が存在する理由)と言うコトだけではなく、
「この空間」を心地よいと感じてくれるすべての人たちにとっても、、
「この空間」の存在意義はなくなることでしょう。

「僕は僕をどうすればよいだろうか?」

なんとも制御不能な子どもたちになんとしても体がついてゆけない教室が終わって、、
まるで正反対な空気に満ちた夜の教室が始まった時刻に、
子どもたちの写真を見ながらそんなコトを必要以上に複雑に考えながらカズイ君に「ハムチーズマヨ(ファミマのこだわりパン工房の一袋に2個入って105円!)1個食うか?」とたずねたら、、
しゅくだい(15)_a0199297_1954949.jpg
「こっくり」と無言でうなずいて見せたので、
いま2人で1個ずつ、ハムチーズマヨを食べました。

今夜のカズイ君は、ピカソの「ドーラ マールの肖像」の模写を始めているのですが、
しゅくだい(15)_a0199297_1956536.jpg
ハムチーズマヨ食べながらカズイ君が、「深海魚ってさあ、、」って呟くから、「これ見てみ?」って深海魚の写真集を出してやったら、視覚的にもすっかり深海魚に心奪われてしまったカズイ君だったのでした。


いつもならゆっくりと過ぎるこの時間が、、


今夜は何故だか急ぎ足に落ち着かなく過ぎ去ってゆくように感じるのは、、、


僕がどうかしてしまったからだろうか?



明日は土曜日、、


また一週間が終わりますね。




(沈黙)
by yoshikazusuzuky | 2013-05-24 20:20 | かいがきょうしつ リベラ | Comments(0)

by yoshikazusuzuky