『 EL VENDRELL(アルヴェンドレイ)』
『 EL VENDRELL(アルヴェンドレイ)』は、
バルセロナのほぼ中心にある
カタルーニャ広場駅から近郊線の電車に乗って
約1時間弱の距離にある町です。
バルセロナを離れ、赤茶けた岩山の風景が終わり、、
アルヴェンドレイに近づくにつれて、、
車窓から見える風景は濃い緑色、、、 どこまでも続くぶどう畑にかわります。
途中、停車した駅では、、
ワインやスパークリングワインの醸造所を、
たくさん目にしました。
根拠のないイメージですが、、
緑色に続くぶどう畑やレンガ造りの醸造所を見ていると、
「豊かさ」を感じました。
それは、「物質的な豊かさ」と言う意味ではなくて、
「精神的な豊かさ」、、 ゆったりとした心の豊かさですね。
アルヴェンドレイの駅には、
バルセロナのゆきちゃんのお友達で、、陶芸家でありガレリスタ(画廊経営者)でもある Camil,la (カミラ)さんが僕たちを待っていてくれて、、
アルヴェンドレイ図書館へと案内してくれました。
昨日のブログでご紹介した教会の上に立つ(建つ?)天使像は、、
『 EL VENDRELL(アルヴェンドレイ)』の町のシンボルなんだそうです。
この天使像は風見鶏のように可動式になっていて、
その翼に風を受けると、風の吹く方向へと指し示す指先の向きを変えるのでした。(何を、、?何処を指差しているのか?訊ね忘れてしまいました)
細く入り組んだ細い通りを抜けた町はずれ、、
「城壁都市(壁に囲まれた都市?)として造られたその昔には、
このアーチ型の門が唯一町への入り口だったったのよ」とカミラさんが説明してくれた通りに、
「アルヴェンドレイ図書館」はありました。
元々の図書館は駅の近くにあり、
今も公共施設として残されている
この古い建物(立派な建築物ですね)だったのですが、
利用者も増えスペース的にも手狭となり、
さらに施設を充実させるために現在の場所に移転したとのコト。
移転したとは言っても、
現在の図書館も、
とてもとても古い建物の中にあります。
図書館の中を、
子供たちの展覧会でお世話になったスタッフさんに案内していただきました。
こちらは子供たちの専用スペースです。
ワイン用のぶどうの収穫時期と言うこともあって、
ワインに関するワークショップで子供たちが作った
工作作品が展示され、
ぶどうやワインに関する児童書がピックアップされていました。
こちらは誰でも利用できる情報共有スペースになっていて、、
たくさんの方が静寂の中で熱心に調べモノをしていました。
夏休みと言うことで夢人くらいの年齢の(夢人は16歳)若者たちの姿も多かったですね。
学生たちがグループ学習やディスカッションに使用できる、
ガラス張りの専用室も用意されていました。
これらは旧図書館に所蔵されていた文献や資料の保管庫です。
これだけでもかなりの数の書物ですが、
さらに多くの重要なモノたちは、バルセロナにある「カタルーニャ図書館」(一般利用は出来ず研究資料としての保管保存を目的としている図書館)に納められているのだそうです。
子供たちが『生きている展覧会』(ワークショップをふくむ)で使わせていただいたギャラリースペースは地階にあるのですが、訪れた時にはちょうど地元の絵描きさんの展覧会が開かれていて撮影できなかったので、画像をお見せできないのが残念なのですが、、「図書館」と言う、ある種の静寂を共有するのにぴったりな素晴らしい空間でした。
通りを隔てて図書館に隣接する、、
美術館にも案内していただきました。
日本人彫刻家とも交流を持ち、
日本とも少なからぬ関わりを持っていたと言う彫刻家『Apel . Les Fenosa(フェノッサ)』の美術館で、、
学芸員の方が彫刻家が追求し続けたテーマと思想(植物のフォルムを介した「自然回帰」、、と言っていたと思う)について、
展示室を巡りながら、すべての作品について丁寧に説明してくれました。
すべてを見終わって、
「何か質問は?」と訊ねられ、、
その彫刻家と作品に込められた思いにも興味は持ちましたが、
それよりも学芸員さんの耳元で揺れていた、、
不思議な色合いで素材がわからない「猫のピアス」にずっと気を取られていた僕は、、
「そのピアスは、、」との質問を
なげかけてしまったのでした。
「ちゃんちゃん」 (笑)
*美術館の中庭のレモンの木からレモンを1個もいでもらった夢人はレモンをバクバク食べるレモン好きです。
アルヴェンドレイは海辺の避暑地でもあります。
図書館と美術館を見たあと、、
車で15分ほどのところにある「サン サルバドール海岸」へと案内していただきました。
ここには、
アルヴェンドレイに生まれた、世界的チェリストであり作曲家であり指揮者でもあった、
20世紀最大の音楽家、、
『Pau Casals(パウ カサルス)』の記念館があります。
昼食を、
パウカサルス家族が夏の別宅として使用していた建物だった、、
と言うレストランでご馳走になりました。
あらためて文字にするまでもないことですが、、
海沿いの避暑地の「太陽」、、と言うか
「空気」と言うモノは、
ほんとうに避暑地だけのモノですね。
避暑地と呼ばれる(日本の海水浴場とは別物です)場所には、
なぜか共通した独特の
「光の匂い」がします。
ワインもいただいて、、
素晴らしい料理と
ゆったりとした時間を満喫させていただいた後、、
アルヴェンドレイの町に戻り、
カミラさんのギャラリーで、、
カミラさんの作品たちと展覧会を見せていただきました。
僕と夢人がバルセロナへの帰路についたのは、、
この日も夜の7時過ぎでした。(夜の7時過ぎとはいっても「ガンガン」夕日「ギラギラ」な時刻ですが、、 笑)
あれれ?
きょうの「キッズカルチャースクール」のお話しまでたどり着けるハズだったのに、、
ちょっとムリだったね? (わらら)
それでは、
きょうはアルヴェンドレイのお話しだけでお仕舞いです。
今日のお話しは、また明日! (^〜^)
明日からは「かいがきょうしつ リベラ」も普通の時間割りで始まりますよ。
子供たちも大人の生徒さんたちも、
秋の展覧会の予定がいっぱいです。
がんばりましょうね!
(微笑)
バルセロナのほぼ中心にある
カタルーニャ広場駅から近郊線の電車に乗って
約1時間弱の距離にある町です。
バルセロナを離れ、赤茶けた岩山の風景が終わり、、
アルヴェンドレイに近づくにつれて、、
車窓から見える風景は濃い緑色、、、
途中、停車した駅では、、
たくさん目にしました。
根拠のないイメージですが、、
緑色に続くぶどう畑やレンガ造りの醸造所を見ていると、
「豊かさ」を感じました。
それは、「物質的な豊かさ」と言う意味ではなくて、
「精神的な豊かさ」、、 ゆったりとした心の豊かさですね。
アルヴェンドレイの駅には、
アルヴェンドレイ図書館へと案内してくれました。
昨日のブログでご紹介した教会の上に立つ(建つ?)天使像は、、
この天使像は風見鶏のように可動式になっていて、
細く入り組んだ細い通りを抜けた町はずれ、、
「城壁都市(壁に囲まれた都市?)として造られたその昔には、
元々の図書館は駅の近くにあり、
今も公共施設として残されている
利用者も増えスペース的にも手狭となり、
さらに施設を充実させるために現在の場所に移転したとのコト。
移転したとは言っても、
現在の図書館も、
とてもとても古い建物の中にあります。
図書館の中を、
ワイン用のぶどうの収穫時期と言うこともあって、
工作作品が展示され、
ぶどうやワインに関する児童書がピックアップされていました。
たくさんの方が静寂の中で熱心に調べモノをしていました。
夏休みと言うことで夢人くらいの年齢の(夢人は16歳)若者たちの姿も多かったですね。
学生たちがグループ学習やディスカッションに使用できる、
ガラス張りの専用室も用意されていました。
これだけでもかなりの数の書物ですが、
さらに多くの重要なモノたちは、バルセロナにある「カタルーニャ図書館」(一般利用は出来ず研究資料としての保管保存を目的としている図書館)に納められているのだそうです。
子供たちが『生きている展覧会』(ワークショップをふくむ)で使わせていただいたギャラリースペースは地階にあるのですが、訪れた時にはちょうど地元の絵描きさんの展覧会が開かれていて撮影できなかったので、画像をお見せできないのが残念なのですが、、「図書館」と言う、ある種の静寂を共有するのにぴったりな素晴らしい空間でした。
通りを隔てて図書館に隣接する、、
日本人彫刻家とも交流を持ち、
日本とも少なからぬ関わりを持っていたと言う彫刻家『Apel . Les Fenosa(フェノッサ)』の美術館で、、
学芸員の方が彫刻家が追求し続けたテーマと思想(植物のフォルムを介した「自然回帰」、、と言っていたと思う)について、
展示室を巡りながら、すべての作品について丁寧に説明してくれました。
すべてを見終わって、
その彫刻家と作品に込められた思いにも興味は持ちましたが、
それよりも学芸員さんの耳元で揺れていた、、
不思議な色合いで素材がわからない「猫のピアス」にずっと気を取られていた僕は、、
「そのピアスは、、」との質問を
なげかけてしまったのでした。
*美術館の中庭のレモンの木からレモンを1個もいでもらった夢人はレモンをバクバク食べるレモン好きです。
アルヴェンドレイは海辺の避暑地でもあります。
図書館と美術館を見たあと、、
車で15分ほどのところにある「サン サルバドール海岸」へと案内していただきました。
ここには、
アルヴェンドレイに生まれた、世界的チェリストであり作曲家であり指揮者でもあった、
20世紀最大の音楽家、、
『Pau Casals(パウ カサルス)』の記念館があります。
昼食を、
パウカサルス家族が夏の別宅として使用していた建物だった、、
と言うレストランでご馳走になりました。
あらためて文字にするまでもないことですが、、
海沿いの避暑地の「太陽」、、と言うか
「空気」と言うモノは、
なぜか共通した独特の
「光の匂い」がします。
ワインもいただいて、、
素晴らしい料理と
ゆったりとした時間を満喫させていただいた後、、
アルヴェンドレイの町に戻り、
僕と夢人がバルセロナへの帰路についたのは、、
あれれ?
きょうの「キッズカルチャースクール」のお話しまでたどり着けるハズだったのに、、
ちょっとムリだったね? (わらら)
それでは、
きょうはアルヴェンドレイのお話しだけでお仕舞いです。
今日のお話しは、また明日! (^〜^)
明日からは「かいがきょうしつ リベラ」も普通の時間割りで始まりますよ。
子供たちも大人の生徒さんたちも、
秋の展覧会の予定がいっぱいです。
がんばりましょうね!
(微笑)
by yoshikazusuzuky
| 2013-08-11 20:46
| かいがきょうしつ リベラ
|
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