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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

石の中の植物に想う

棚倉町文化センター倉美館
で開催されていた文化祭が終了し、
リベラ棚倉町立図書館教室の発表会も閉会
しました。

午後からの搬出と後片付けの作業中
に雪が舞い、
気温は「ぐんぐん」と下がりました。

棚倉絵画愛好会のみなさんお疲れさまでした。

これからも楽しみながら
素敵な絵を描いて下さいね
。 (微笑)







「石の中にある植物の痕跡を見たいと思ったのです」


ソレを絵に描くとか
言葉で残すとかいった
明確な目的は持たないの
ですが、数日前から無性に
「石の中にある植物」
の姿が見たかったの
です


きょう出逢ったモノ。


それは個体なのか
集合体なのか、
砂岩に隠された部分を削ってみなければ
判断出来ない現われ方でしたが
、、

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想像力をかき立ててくれる
のにはじゅうぶんな
「姿(すがた)」
をしていました。(あえて素性を知る必要は無いと思ったので
削り取出し持ち帰るコトはしませんでした)


夏が始まる頃に
りょうぜんこどもの村ミュージアムスタッフ
の女の子たちと採集に訪れたときに出逢った
この子とは、、

a0199297_17195021.jpg
(この子)


、、とは
まったく違った来歴を想像させてくれます。



あの場所にひとり佇み
耳を澄ますと、、

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(牡蠣の殻の隙間に黒く見えるのは炭化した植物片です)


葉を揺らす
風笛の音(かぜふえのね)や
木々たちのざわめきが、

「昔語り(むかしがたり)」

に聞こえるの
です。(さらさらさらさら
ざわざわざわざわ)






植物化石に近そうで
遠い、けれどもとても近いトコロに在る
お話しをひとつ
させて下さい。


僕の猫の作品
『煙突(えんとつ)』
をみてくれた方から
質問のメッセージ
をいただきました


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「煙突の上に浮かんだ煙(雲?)から生えているのはナンですか?」
「宙の浮き島に生えた樹木にも思えるのですが、、」


とても嬉しい質問メッセージでした。


実はこの作品で僕がいちばん気に入っているのは
雲から生えた樹のようなモノなのです。

(画像では見えづらいけど)コレは白いインクに黒いインクが
樹枝状に滲み出た跡です。

とても素敵な滲みなので消さずに残しました。

どんな感じの滲みかと言うと
こんな感じです。

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でもこの画像はインク滲みではなくて
石灰岩の表面に樹枝状の結晶が現れたモノで
『デンドライト』と呼ばれています。

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一見するとシダ科植物の葉の様ですが
植物の化石ではありません。

デンドライトとは鉱物の結晶に限られた呼び名ではなくて
冬の朝の窓ガラスに現れる花が咲いたような氷の紋様も
デンドライトです。

僕の中では絵具の滲みなどで出来る紋様も
デンドライトと認識(あくまで個人の見解ですが)しているので
今回『煙突(えんとつ)』の雲に現われた紋様が
とても愛おしく感じられたの
でした。 (微笑)


さいごにちょっと珍しいモノを見て下さい。


『蛋白石(オパール)』の中に現われた
『樹枝状結晶(デンドライト)』
です。

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ガラス工芸品のような
不思議な透明感と繊細さを持った
結晶です。 (微笑)



植物化石から樹枝状結晶になって
石の話しで仕舞いになったけれど

「あの絵」の「あの部分」に
気づき興味を持ってもらえたコトはが、
僕にはとてもいちばんに
「うれしいコト」
だったのでした

。(風花画廊のコレクション展に飾ってもらっているので
コレから足を運んで下さる方あればぜひぜひごらんになっていただけたなら
とても嬉しく思います)



(^〜^)





by yoshikazusuzuky | 2017-11-20 00:00 | 理科室の記憶 | Comments(0)