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スズキヨシカズ幻燈画室

suzuky.exblog.jp

満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

2017年 10月 03日 ( 1 )

ずいぶんと前のと言っても夏の仕舞いのコトですが
白猫ノラさんの家族(かどうかはワカラナイけど)
を紹介したことがありました。 コチラ → http://suzuky.exblog.jp/237661679/

あの時の画像で
お顔が写っていなかった子
が、、
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この子です。(あらイイおかお)

なんだか背中に、、
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トラ猫子猫をおんぶしているような模様です。 (^〜^)


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「ニャに?」


可燃物ゴミ収集日(白河市は月曜日と木曜日)になるとノラさんの3匹の子どもたちはゴミ集積場を覆う緑色のナイロンネットの中に入り込んでゴミと戯れているのですが誰かが通りかかる度に慌てて外に出ようとしてネットにひっかかりみんなで大騒ぎしています。(笑) と言うワケで
見張り役なのかな?
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塀の上から
ゴミの中の兄弟(姉妹)2匹の様子をうかがっていた
この子だったのでした。

(微笑)




不定期ですがコラムを書かせていただいている美術情報誌
『つくりびと』第63号(国民みらい出版)
が発刊となりましたので紹介させていただきます。

今回は
『太古の海(とおいうみ)からの手紙』
と題された、
「りょうぜんこどもの村・遊びと学びのミュージアム」(福島県伊達市霊山町)
で夏に開催された「化石標本作り」のワークショップ
の様子を書かせていただきました。


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 創作活動の視点からこどものみらいを考えるコラム アートガイド・ぷらす


『太古の海(とおいうみ)からの手紙』~二千万年前の貝化石標本を作る~ 


僕は福島県白河市で、子どもから大人までを対象とした絵画造形教室『かいがきょうしつ リベラ』を主宰しています。僕の住む白河市から東南に約三十Kmの場所に福島県東白川郡塙町(はなわまち)があります。塙町には新生代新第三紀(後期中新生)、今から約二〇〇〇万年前の久保田層と言う地層が広がっていて、その場所からは貝化石を主とした海洋生物の化石が産出します。塙町の藤田砿業(藤田貝化石鉱山)はこの貝化石を採掘粉砕して肥料として全国に出荷しています(二〇〇〇万年前とは地球時間からするとまだ若く浅く、貝は石にはなり切れずに肥料となるカルシウム質を多く残したままなのです)。僕は以前から藤田砿業さんにお願いして白い絵具の原料としての使用目的で貝化石を採集させていただいていました。化石はサルボウ貝(現在も棲息する種に属する貝)という名前のとても美しい形をした二枚貝なのです。


今年はご縁あって『りょうぜんこどもの村・遊びと学びのミュージアム』(福島県伊達市霊山町)で、たくさんのワークショップを開催させていただいています。「絵具の材料として砕いてしまうばかりではもったいない」今回はコレを、ミュージアムに集まってくれる化石好きの子どもたちと標本にするコトを思い立ちました。そして初夏の或る日、ミュージアムスタッフと「子どもたちの為ならば」と今回の目的に賛同して下さった藤田砿業社長さん自らも参加して下さっての化石採集となったのでした。その場所は、かつては海の入り江の潮溜まりだった場所で、化石は密集しているのですがそれ故に標本に出来るような原形を保っているモノを探し、タガネとカナヅチを使って形を壊さないように丁寧に掘り出すのは、なかなか難しい作業なのでした。数日かけて予定した個数を確保、機械掘りされた大きなノジュール(化石を含む岩の塊)もミュージアムに運び込み、粗くクリーニングして子どもたちを迎える準備を整えたのでした。


『太古の海(とおいうみ)からの手紙』。タイトルが決まり、告知もされて、子どもたちが夏休みに入った最初の日曜日にワークショップは開催されました。


僕の話しは耳に届いていたのだろうか、どうだろうか?と心配になるほど子どもたちの視線は作業台の上、目の前に置かれた二枚貝の化石に釘付けです。机が動き出すのではないかと思うくらい、子どもたちの「早くさわりたい早くさわりたい」という波動が空気を揺らし伝わって来ます。化石標本作りは本来とても面倒くさくて地味で単調な作業です。この一時間三〇分のワークショップで唯一不安だったのは子どもたちの集中力でした。ほとんどの時間をクリーニング作業に費やします。しかしもちろんいつもの如く、始まれば不安は吹き飛んでしまいました。千枚通しの針先を使い、表面を覆う砂岩を取り除き、貝の美しい紋様を掘り出してゆきます。貝本体を削らないよう、 ひと針ひと針丁寧に作業を進めてゆきます。もし皆さんがその場に居合わせたならば、子どもたちの真剣な眼差しとパワーに圧倒されたコトでしょう。 今の子どもたちにレコードの仕組みやレコード自体を説明するは困難ですが、貝の紋様の細い溝をなぞる針先から奏でられる太古の海の音楽は(波音か?)とても美しい旋律でした。子どもたちはその音楽に共鳴しながら指先に全神経を集中していたのかもしれません。

クリーニングを終えて硬化剤を湿布して脆いカルシウム質を固め、黒色や茶色の革靴用ワックスを使って表面を保護する。長いと思われた九十分間は瞬く間に過ぎてしまったし、子どもたちの好奇心が尽きることも無いようでした。最後に標本ラベルを記入して簡易標本箱(ダンボール箱)に収めて標本作りは仕舞いと成りました。


通常は使用しない靴用のワックスで表面を保護したり、標本箱に密閉してしまわなかった理由は、ダンボール箱からコロリと手のひらに転がして化石に触ってほしかったからです。ワックスは触れば触る程に艶を増して色を深めてゆきます。「触る」って大事です。化石の質感や重さや温度。手のひらはたくさんの情報から、それが生きていた海の記憶を脳に(心に)伝えてくれます。


「時間(とき)の彼方から届いた手紙を手のひらに、何度も読み返しては太古の海に思いを馳せているのかなあ」子どもたちが見せてくれたキラキラと輝く表情を思い出しては、微笑んでいる僕なのでした。



〔巻頭コラム・評論執筆〕

スズキヨシカズ 

1966年3月13日、福島県白河市に生まれる。1986年、スペイン国 バルセロナ市に移住。 カタロニア州文化局、スリア市(バルセロナ県)の後援によりカタロニア登録作家となりスペイン国内、イタリアなどで制作展覧会活動を行う。1990年、スリア市の古城にてスペインでの初個展開催。1989年、1991年、1992年、サラパレス主催バルセロナ新人賞展3回の入選を経て、1994年12月に帰国、白河市関辺に住居兼アトリエを構える。2005年1月、白河市新白河に『かいがきょうしつ リベラ』を開く。ブログ『スズキヨシカズ幻燈画室』http://suzuky.exblog.jp/




ココでは紹介出来ませんが

今回は、本編の中で

作品評論(自閉症の青年の作品を担当)

も書かせていただきました。


何処か美術館で目にとまりましたら

手に取っていただけたら嬉しいです。(Take Free の冊子です)






カメちゃんの背中を眺めるのを
「久し振り」
だと感じました。
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(たったの二週間振りなのですが)


今週からリベラ教室は、、
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(小学生も)通常の時間割りに戻ります。


でも僕が参加する展覧会や
生徒さんの展覧会、
そしてお手伝いする美術展などは
、、
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まだまだ
11月半ば過ぎ
まで続きます



毎日紹介していますが
次の展覧会はコチラ、、


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『猫をめぐる物語』
2017年10月6日(金)〜10月15日(日)
「風花画廊」(福島県福島市)



4日・水曜日に搬入をして
会期は6日・金曜日から始まります。


カメちゃんの教室やって
コットマンサークルの教室やって、
黒猫パトさんに薬を飲ませに家に帰って
、、
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(雨降りだったのでパトさんは
雨宿りな夕方中でした)
カズイ君の教室も仕舞い
となったので、
21時から
絵を描いています

今夜は遅くなりそうです。


(微笑)



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by yoshikazusuzuky | 2017-10-03 00:00 | 繋がる想い | Comments(0)