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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

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野町和嘉(ノマチカズヨシ)さんの写真を見た。

僕が見たのは『サハラ、砂漠の画廊』〜タッシリ・ナジェール古代岩壁画〜 と言う写真集の中の写真。 アルジェリアはサハラ砂漠の山脈地帯「タッシリ・ナジェール」に残る先史新石器時代の岩絵群をテーマにした写真だった。

凄かった。

写真作品としての風景の切り取り方はもちろんだけれど、やはり被写体たる岩絵は、まさに野町さんの使う言葉通り『異次元の大地』から発せられた鮮明な未知の画像のようで、、とにかく圧倒的な存在感だった。

「絵を描こう」 初めにそう思ったのは誰だったのだろう?

大地に生きるモノタチを『描こう』と誰が初めに思ったのだろうか?

「凄いな」 と写真の中の岩絵を見ながら思った。

『線』が息づいている。

『線』が、描かれている動物たちを生かしている。(岩という平面世界に動物たちを再び誕生させているんだ)

「凄いな」

「その場にいたかったな」 と思った。

誰かが言ったんだよ。 「俺、、あのキリンをあの岩に描いて来るわ、、」ってね。(その場に居合わせた人々は何と言ったんだろう?) (岩壁に絵を描き始めたヒトを、、そして描き上がったキリンの絵を見てどう思ったんだろう?)

「凄いコトだ」 


写真の一部は『野町和嘉』さんのホームページでも見れます。
http://www.nomachi.com/
キリンたちを目撃して下さい!


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             スズキヨシカズ絵画作品 色の在る線(1)

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             スズキヨシカズ絵画作品 色の在る線(2)

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             スズキヨシカズ絵画作品 色の在る線(3)




 
by yoshikazusuzuky | 2011-01-31 23:11 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)
高熱線照射は天空の中心から大地の中心へと真っ直ぐに振り下ろされる金色の光柱だ。

高熱線照射にさらされ純白の灰と化した大地の中心に僕は生まれた。

すべてが焼き尽くされた僕の足もとの純白の灰の中にはすでに、生まれたての火蛋白石の熱く冷たい光蟲たちが「ちらちら、、ちらちら、、」遊色を発しながら新たな棲家を求めて忙し気に動き回っているのが見えた。
僕の立つ円形の照射中心点以外の場所は生命力に溢れた緑柱石色の草海原が広がっている。(火蛋白石の熱く冷たい光蟲たちは草海原には棲めないらしい、、)

僕は高熱線照射中心点からの一歩を踏み出せずにいた。

この場所に留まり、再び時が満ちればまた、あの高熱の照射にさらされる事はわかっている。(その事は火蛋白石の熱く冷たい光蟲たちにもわかっている) 高熱照射にさらされれば僕のこの肉体は焼かれ、その存在は消し去られる。(火蛋白石の熱く冷たい光蟲たちもいなくなる)

僕は高熱線照射中心点からの一歩を、ずっとずっと長い間、踏み出せぬままこの場所に留まり続けていたんだ。(火蛋白石の熱く冷たい光蟲たちがどうしたいのかはわからない)

『満ちる時』に法則は存在せず、いつでも僕の肉体と火蛋白石の熱く冷たい光蟲たちは唐突に焼き尽くされる。

でも、、いつのまにか僕は、高熱線照射にさらされ純白の灰と化した大地の中心に立っているんだよ。
そして、僕の足もとの純白の灰の中には火蛋白石の熱く冷たい光蟲たちが「ちらちら、、ちらちら、、」「ちらちら、、ちらちら、、」と遊色を発しながら忙し気に動き回っているんだ。

僕はこの場所が気に入っているわけではない。
ただ純白の灰の中からの一歩を踏み出せずにいるだけなんだよ。


また、、時が満ちる。

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by yoshikazusuzuky | 2011-01-31 00:00 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)
『スズキヨシカズ』が『スズキヨシカズ』の名前でブログを描き始めて2週間が経ちました。

言葉やイメージが次々に溢れ出て止まらなくて、、、(笑)

ちょっと飛ばし過ぎですね。

息が続かなくなったら大変なので、ちょうど今日は日曜日だし『スズキヨシカズ幻燈画室』、お休みです。

この2週間、なんだかびっくりするくらいにたくさんの人が遊びに来てくれて僕の文章を読んでくれてて、、、とてもとても感謝です。

これからもよろしくお願いします。

では、また明日。(明日も書くんだね 笑)

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by yoshikazusuzuky | 2011-01-30 11:08 | Comments(2)
『月光房』を包み込む自然の中のモノタチが色づけてくれた画用紙に『理科室のシリーズ』は生まれた。

『月光房』の裏の雑木林に吊り下げられた色とりどりの画用紙たち。 『自然』という風景の中にはとけ込めないヒトが作った色彩だ。
絵の下地を作っていると思う事がある。
どんなにたくさんの色を混ぜ合わせ、風化したように古めかしい色を作っても(イメージに限りなく近い色が作れたとしても)そこには計算された今の時間しか存在しない。 偶然が風味を加えてくれる事もあるが、それはほんとうに微々たるものだったりする。
自然の中に(僕の言う自然とは自然の中に在るすべての要因のコトです)起こり得る偶然にかなうわけはないのだ。 「ならば、、、」 と思った。 「ならば僕には起こせない残り70%の奇跡を自然の中のモノタチにお願いしてみよう」 、、と思ったんだ。

天候は毎日変わるし季節は巡り太陽の通り道もかわる。 月は満ち欠けを繰り返し月光は気まぐで、星明かりは樹々の葉を照らすだけで精一杯だ。 強い風に吹き飛ばされた画用紙を探して雑木林を彷徨う。(「彷徨う」は大袈裟だな) 千切れた画用紙を拾い集め、雪に埋もれた画用紙を掘り起こす。 あきらかに小動物の爪痕の残るものも在った。(熊もでたし、、)

そうして自然は、僕よりはるかに有効に『時間』を使い、画用紙に何かを吹き込んでくれた。

鮮やかな色が落ち着き、まるで『夜(ヨル)』と言う名の魔人を具現化したようなとりどりの『蒼(あお)い紙』を使って描いたのが『ブブ』と言う名前の犬がモデルの『俄雨(にわかあめ)』という作品だった。
「描いた」と言う言葉を使ったが(確かに「描いた」のだが)実は、僕は紙の中に現れていたシミをなぞって象っただけなのだ。 『蒼(あお)い紙』に浮かび上がっていたシミが『ブブの顔』に見えただけだったのだ。

(ではもう一度、素敵犬ブブの『俄雨(にわかあめ)』をどうぞ、、、。)

(綺麗な『蒼』だよね。)

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                      理科室のシリーズが生まれた日(2)に続く、、、
by yoshikazusuzuky | 2011-01-29 18:11 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)
、、、理科室のシリーズが生まれた日(1)からの続き


「暖色系に染めた画用紙たちの色変はもっと劇的だった。」

何と言えば良いのだろう、、。
その色は僕に風化した人工物の在る風景を連想させた。

『廃墟』、、とは別なのだ。
『廃墟』ではない。 それは、『ヒトが作ったモノ』に込められた、魂が風化した風景なんだ。

だから僕は、それらの紙には何も描かないつもりだった。(「描けない」と思った。)

でもね、そこで自然は僕に小さな悪戯を仕掛けていた。
紙を部屋に持ち帰り、床に並べている時にソレを見つけた。
一枚の紙に目を凝らす。 紙にね、雨蛙が一匹とまっていた。 雨蛙が一匹とまって、紙の色に極限まで同化していたんだよ。a0199297_15183344.jpg

蛙は生きているんだ。

ただじっと目を閉じて、紙になりきろうとしていた。

その時、僕の中の風景が一変した。

今まで『風化した人工物の在る風景』に見えていたモノの中に『知識』と言う言葉が加わったんだ。
紙の中に、ヒトの知識の、、、『化石化した知識の断片たち』が浮かび上がっていた。

僕は愛用する図鑑の中の文字を切り抜き繋ぎ合わせて文章を作った。
紙の中に存在するであろうと思われる図版も抜き出した。
それからそれらの文字や図版のインクを溶かし、紙に擦り付けて転写をした。(だから『理科室のシリーズ』の文字は鏡の中の様に左右が逆なのです)

そして最後に、いつからそこにいたのか想像もつかないが、、、たぶん彼(あるいは彼女)にしたら想像もつかぬほどの蛙時間を紙の上で過ごしたであろう、、、「雨蛙」に敬意を表して様々な蛙を描き『理科室のシリーズ』を完成させた。

『理科室のシリーズ』始まりのお話しでした。

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    (スズキヨシカズ絵画作品 『理科室のシリーズ最終章』 〜 百舌鳥(もず)が来る 〜 )
by yoshikazusuzuky | 2011-01-29 18:11 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)
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           スズキヨシカズ絵画作品 『理科室のシリーズ 3. 4. 』
by yoshikazusuzuky | 2011-01-29 00:16 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)
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           スズキヨシカズ絵画作品 『理科室のシリーズ 1. 2.』
by yoshikazusuzuky | 2011-01-29 00:15 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)
僕が目覚めたとき雨はもう止んでいた。

空を埋め尽くしていた黒雲母の隙間から、水晶に閉じ込められた金紅石(きんこうせき)の細い管が、僕の横たわる柔らかな草の上にも降り注ぎ始めていた。

どれくらいの時間、僕はこの場所に横たわっていたのだろう。
僕が眠っている間にも雨は降り続いていた筈なのに、、不思議と僕の体は濡れてはいなかった。
温かく濡れる草の上に掌を押しあて、僕は体を起こした。(掌の下からは柔らかく、雨を含んだ土の匂いがした。)

僕は森の中の窪地にいた。

緑色の樹々の葉から地面へと落ちる水滴はみな、金紅石(きんこうせき)を宿し、地面に到達してはじけると、一つ一つが小さな虹の遊色を踊らせた。

僕は雨上がりのそんな光景をただ静かに眺めていた。

なぜ自分がここにいるのかなんてわからない。
もし誰かが「ふっ」と現れて、僕がここにいる理由を説明してくれたとしても、、僕は興味を持って聞かないだろうと思う。 理由の必要ない事がたくさん存在している。 僕がここにいるのも、そんな事柄の一つなんだろうと思う。

「蛋白石の中に遊色が存在するように、、?」
「金紅石(きんこうせき)のなかに太陽の管が存在するように、、?」

いや、、(微笑) そんなに素敵な事ではないかもしれないけどね。(微笑)

でも、、僕はここにいるんだ。

白雲母色の空を見上げて、
もう一度、雨が降り始めるのを待っているんだよ。

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               スズキヨシカズ写真作品 『ひとり』
by yoshikazusuzuky | 2011-01-29 00:00 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)
誰もいない忘れ去られた場所に射し込む光が

すべてのモノタチの輪郭線を蛋白石の虹色に滲ませて、

誰もいない忘れ去られた空間へと拡散させる。

誰もいない忘れ去られた場所に時間(とき)が刻まれる事はない。

誰もいない忘れ去られた空間に射す光の柱はたゆたうことの無い細かな細かな塵の結晶で構成されている。 「光ノ柱ニ触レテハイケナイ」 「光ノ柱ニ触レタ者ハミナ光ノ柱ノ標本瓶ヘト摂リ込マレテシマウカラ」 「光ノ柱ニ触レテハイケナイヨ」

誰もいない忘れ去られた場所に射し込む光が

すべてのモノタチの輪郭線を蛋白石の虹色に滲ませて、

誰もいない忘れ去られた空間へと拡散させる。

誰もいない忘れ去られた場所に時間(とき)が刻まれる事はない。


「誰モイナイ忘レ去ラレタ場所ニ刻マレルノハ誰カノ肉体ト誰カノ記憶ダケ、、、」




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               スズキヨシカズ写真作品 『ヒカリ』



 
by yoshikazusuzuky | 2011-01-28 16:01 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)
君はずっとそこにいたのかい?

それとも、、、
それとも君は突然に僕の目の前に現れたのかな?

「わからないな、、。」

「うん、わからないよね。」

君がずっとそこにいたのかそれとも突然現れたのかなんてほんとうは問題じゃないんだよ。

君はいまそこにいる。

(君はいまそこにいてくれる)

「眩しいね、、。」

「うん、眩しい。」


逆光線の中にふたりだけ、、、。


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                            スズキヨシカズ写真作品 『逆光線』
by yoshikazusuzuky | 2011-01-28 00:00 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)