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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

二人とも地震以来の再会でした。a0199297_2074055.jpg

来ると同時に動き始めた二人の手は止まりませんでした。

二時間ずっと動き続けて、、、
二人の前には見る見るうちに画用紙が積み重ねられて行ったのでした。
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「爆発しそうなんだ!」と小学4年生の男の子は叫びました。


「ヨシさん、画用紙!」と小学2年生の女の子も叫びました。


(あれっ? 「叫びました!」は大袈裟かな? 笑 「言いました。」に置き換えて下さい。 笑)

でもそれくらいの勢いで、、止めようにも止められませんでした。(もちろん止める理由もないしね。 笑)
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「そういうことってありますよね!?」

深く深く縦穴を掘り下げて辿り着いた地下水脈に長い長いパイプを繋ぎ、地上には手漕ぎのポンプを取り付ける。

でもそのまま漕いでも地下水は上がっては来ない。

だからポンプに呼び水を差す。

呼び水を注ぎ入れながら「ガチャコンガチャコンガチャコンガチャコン」ポンプを漕ぐ。



呼び水が上下し溢れ出て辺り一面に飛び散ってもかまわずに水を差し続け「ガチャコンガチャコンガチャコンガチャコンガチャコンガチャコンガチャコンガチャコン」ポンプを漕ぎ続けると深い深い縦穴の底から地下水が上がって来る。
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でもね、初めは茶色く濁った泥水なのです。

だからまだまだ「ガチャコンガチャコン」とポンプを漕ぎ続ける。
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するとやがて水は澄んでくる。

綺麗な透明な冷たい水に変わり、掌で作った器を満たし、のどを潤す、、、って

あれっ!?

なんの話しでしたっけ?(笑)

でもね、子どもたちのスゴいところはね、呼び水さえも自分たちの中に持っているってことなんですよね。(子どもたちは全てを自分の中に持っているように思うのです)

僕が呼び水を差してやる必要がないのです。

(微笑)

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明日から子どもたちは新学期です。

「ガチャコンガチャコン」

少しずつ少しずつ、、、。


「ガチャコンガチャコン」


ゆっくりゆっくり、、、。


「ガチャコンガチャコン」


「ガチャコンガチャコン」
# by yoshikazusuzuky | 2011-04-05 23:11 | 繋がる想い | Comments(2)
月曜日、
午前中の教室、、。
地震以来、25日振りにリベラ教室で『彼』に逢うことが出来ました。

『彼』は「アスペルガー症候群(Asperger syndrome)」という病を心に抱えながら絵を描いています。
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『彼』と一緒に絵を描くようになって6年になります。

「一緒に絵を描くように、、」
と書いたけれど、
僕はただそばにいるだけなんです。

絵の描き方だとか何だとかの話しはいっさいしません。

僕はただそばにいて、、

『彼』が話したいコトを聴き、
『彼』が訊きたいコトに応えるだけです。


a0199297_13181597.jpg今回の地震が起こって『彼』に対して僕が最初にした事は、教室に置いたままになっていた『彼』の描きかけの絵を『彼』の手元に届ける事でした。

『彼』にとって、絵は特別なモノです。
状況もわからない状態の自分から離れた場所に絵を置いておくコトは『彼』にとっては考えられないコトなのです。(そういうコトだと僕は判断しました)
「当たり前の事、、」と思われるかもしれないけれど、
絵を本当に心の底から大切に想って愛おしむ事が出来る「絵を描いている人」が一体どれだけいるだろうか? と思うのです。
絵の中に存在する命を、
自分自身の命と感じて「絵を描いている人」が一体どれくらいいるだろうか?
と、、。

色々な展覧会に足を運んだり展覧会に参加したりする中で、たくさんの作家さんに出逢いたくさんの作品たちに出逢う中で、僕は絵を描く『彼』の姿を想い、そんなコトを思ったりするのです。

『彼』が、
この3週間の内に、
自宅で仕上げて来た絵を添えてみますね。

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             なんだか春を待つ温かな気持ちになりますね。


僕は『彼』から、たくさんの大切なコトを学んでいるのです。(微笑)


今日の最後に少しだけ『彼』の絵を紹介します。

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『彼』は、
ほぼ「365日」
画面に向かわない日は無いと言うくらい
毎日絵筆を持っているので
その作品数も数え切れない程です。
紹介したい作品も
同じ数だけあります。 
でも、
いま手元にある画像はこれだけしか無いので、、
ゴメンナサイ。


今回は、この三枚の作品だけ紹介させて下さいね。

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またいつか機会を作ってゆっくりと『彼』の絵を紹介したいと思います。


では、
今夜はこれにて、、

サラバデス。
# by yoshikazusuzuky | 2011-04-04 23:11 | 繋がる想い | Comments(2)
昨晩からの強風でした。

屋根を覆ったブルーシートを留めていたヒモが、
風を孕んで波打つ摩擦で切断されてしまい、
ひとばんじゅう巨大な鳥が羽ばたくような「ばさばさばさばさ」という音を聞いていた気がします。

きょうは屋根の上でヒモの張り直しをしていちにちを過ごしました。

風は相変わらず強く吹いていましたがお天気は良かったでんです。

太陽はギラギラと輝き、、

『ブルーシートの海』もまた、、、
ギラギラと輝き、、
波打っていました。

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少しだけ敵意を含んだ、(人為的な敵意を含んだ、)

『色硝子塊の海』のようでした。



きょうはおやすみです。
# by yoshikazusuzuky | 2011-04-03 23:11 | 繋がる想い | Comments(0)
小さな声で、、
ないしょないしょの話しだけれど、、
もちろんそれは愛を込めて言うのだけれど、、、土曜日午前中の教室に来ている男の子たちは元気良すぎるのです。(笑)
それはそれは、、、元気なのです。(再笑)

ところが、、、。 ところが、今日は、少し様子が違ったのでした。

土曜日午前中の教室には存在しないと思っていた『或るモノ』にリベラは(子どもたちが)支配されていたのでした。

「その『或るモノ』とは?」

『静寂』です。

僕の耳の機能がどうかなってしまったのかと思った程の『静寂』に、、リベラは(子どもたちが)支配されてしまっていたのでした。(再々笑)

「なぜか?」

なぜかと言うと子どもたちは一生懸命に『ありがとう』の気持ちを絵に込めていたからなのでした。a0199297_22271939.jpg
もちろんこれも愛を込めて言うのだけれど、奇跡の光景を目撃してしまったような今日の午前中の教室でした、、、って、そんな大袈裟な話しにしなくともよいじゃないか?(苦笑)
でもね、それくらいに最高の集中力を発揮している子どもたちを目撃してしまった今日なのでした。

「何かを感じていたのだね?」

うん、そうだと思う。
あえて言葉にさせてもらえるならば、、
子どもたちは『想い』を感じていたのだと思うよ。

『お守り』をもらった子どもたちは『お守り』を自分の前に置いて絵を描いているの。
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誰も『お守り』をポケットに仕舞ってしまったりしない。

ずっと自分の前に置いて眺めながら、、
掌の上でその重さを確かめながら、、、絵を描いているんだよ。

ほんとうにほんとうに素敵な光景だったな、、、。(微笑)

『言葉』の持っている力の中には、揺るぎない何かが存在している事は様々な場面を通して学習し理解し承知しているつもりです。
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でも、、、でもね、

『カタチを持った何か』が、
(誤解を招かないならば『物質(モノ)』と呼んでもいい、、)

『言葉』以上の力を発揮してくれることも確かにあるんだよね。





『言葉』の持つ力に否定的な意見を述べているわけではありません。

触れられる何かが、

目の前に実体を持って存在する触れることの出来る何かが、

力を与え心を癒してくれるコトも、

事実だと思うのです。(微笑んでもよいですか?)



4月から、土曜日の午後にも教室を開きました。(いままで土曜日は午前中のみの教室でした)
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新しく『リベラっ子』になった「五月(さつき)ちゃんとメイちゃん」、、、
じゃなかった、

「千草ちゃんと小花ちゃん」の姉妹です。

二人を見ているとつい、五月(さつき)ちゃん?メイちゃん? 、、と呼んでしまいそうになるんだよね。

(微笑)a0199297_23261450.jpg




二人はちょっと遠い町から通って来てくれるのだけれど、
いろいろな状況がこれ以上悪くならず、
ずっとずっと一緒に絵を描いたり何かを作ったり出来ると良いな、、、とね、

ヨシさんは、そう願っていますよ。

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                  よろしくね。(微笑)
# by yoshikazusuzuky | 2011-04-02 23:42 | 繋がる想い | Comments(2)
新しい月の第一日目です。

昨晩「よこく」した、リベラの子どもたちに起こったステキなステキな出来事のお話しから、、、。

子どもたちに渡す手紙の中からそのままの文章を引用します。



4月1日、リベラの小学生のみんなへ『お守り』が届きました。a0199297_17114166.jpg
贈ってくれたのは、東京で『ウプティンチナ』と言う石屋さんをしている晴香さんと沙羅さん、そして郡山市の画家、齋藤ナオさんです。
晴香さんと沙羅さんは、キレイなキレイな石たちの一粒一粒に、「みんなが元気ですごせますように、、」と願いを込めながら、小さなかわいいブレスレットのような『お守り』を作ってくれました。
齋藤ナオさんは、一枚一枚に「みんなが、ほわん、、とした優しい気持ちになれますように、、」と想いを込めながら絵を描いてくれたんだよ。
『石のお守り』も『絵のお守り』も、それぞれが世界中を探してもそのひとつだけしか存在しない、、みんなの為だけの『お守り』なんだ。
みんなは、晴香さんのことも、沙羅さんのことも、齋藤ナオさんのことも、何も知らない。 晴香さんも、沙羅さんも、齋藤ナオさんも、みんなのことは何も知らなかった、、、 ヨシさんのブログでみんなの『絵』に出逢うまではね。 晴香さんと、沙羅さんと、齋藤ナオさんは、みんなの『絵』を見て、素晴らしいと感じてくれた。そしてみんなが元気ですごせるように、、優しい気持ちですごせるように、、みんなの為に何かしてあげたい、、と想ってくれたんだよ。
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「知っている人」とか「知らない人」とかは問題じゃないんだ。
大切な事は「一人じゃない」ってことなんだ。
誰かが何処かで、「僕のことを、、」「私のことを、、」想ってくれているってことなんだよ。
「想いは繋がっているんだよ」
晴香さんと沙羅さんが作ってくれた『石のお守り』、そして、齋藤ナオさんが描いてくれた『絵のお守り』を、大切に大切にして下さい。
みんなの心が少しだけ弱くなってしまった時には、きっとこのお守りたちが、みんなの力になってくれるはずです。
『石のお守り』と『絵のお守り』に姿を変えた、晴香さんと沙羅さんと齋藤ナオさんの『想い』が、みんなを守ってくれますよ。



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晴香さん、。
沙羅さん、、。
齋藤ナオさん、、、。

「ありがとう」

それ以外の感謝の言葉が思い浮かびません。

僕と、
子どもたちみんなの心を、、
一つの心として、、、

心から、心からの「ありがとう」を。



きょうは5人の子どもたちとの教室でした。

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地震後はじめて会えた子が2名。

新学年で6年生になる男の子と女の子、、、。
なんだか少し大人びて見えたのは気のせいかな?

大人になりたくなくとも大人にならなければならないような出来事ばかり、、
そんなニュースばかりだものね。

でもね、、、。
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でもね、
晴香さん?
沙羅さん?
齋藤ナオさん?

子どもたちは笑顔でしたよ。

ステキなステキなお守りたちにまけないくらいの、
ステキなステキな笑顔でした。

「ありがとう」

(微笑)
# by yoshikazusuzuky | 2011-04-01 23:11 | 繋がる想い | Comments(0)
夜の教室です。

今春、美術系の高校に進学が決まっている女の子が一人静かに絵筆をはしらせています。
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無心になれる、、静かな夜です。


夕方の教室には4人、子どもたちが集まってくれました。

a0199297_19351035.jpgその中の女の子が2人、
ゆうなちゃんとすずのちゃんの姉妹は、きょうでリベラを卒業です。
ゆうなちゃんとは小学1年生の時から、
すずのちゃんとは幼稚園の年長さんの時からのお付き合いです。

そのゆうなちゃん、
2回目の教室日にお母さんとおばあちゃんの後ろに隠れて泣きじゃくっていたゆうなちゃんの顔を今も鮮明に思い出すことが出来ます。(微笑)

ちっちゃかったもんなあ、、、。

みんな大きく大きくなって卒業して行ってしまいます。

嬉しいけどやっぱり寂しいね、、、。

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さて、『きょうの貫太郎(かんたろう)と龍之介(りゅうのすけ)のコーナー』です。(そんなコーナーあったっけ?)

今日は二人、お絵描きはそこそこに(「そこそこ」と言っても素晴らしいのを描いてるんだよね)工作に夢中な二時間でした。
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        今日の二人はアフリカ的でしたね。(アフリカ的ってなんだ? 笑)
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            貫太郎のこの絵なんかも何処かアフリカ的だし、、
                   作ったモノも、、、
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               『ワニ』です!(お〜〜でかい!)

                    この『ワニ』、
                    シッポから、、、
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             たくさんたくさん『子ワニ』を産みます!(笑)

         龍之介の絵は「アフリカ的」と言うよりも「アフリカ美術的]ですね。
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  先週の『怪獣』もそうでしたが、なんとも不思議な迫力に満ちた絵を描く、龍之介なのでした。
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  龍之介も『ワニ』を作っていたのですがディテールにこだわり過ぎて頭部のみの完成でした。


女の子の絵はたくさんの色とカタチが積み重ねられてゆきます、、、。
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何を想って描いているのでしょう?
訊いてみようかな? いや、やめておこう。
きっと見えているままで良いのでしょう。

完成作品は最後で紹介しますね。

あっ、
女の子の名前は『千晶(ちあき)』といいます。
千晶ちゃんです。
千晶ちゃんとは小学6年生の時からのお付き合いです。
名前の漢字(感じ?響き?)そのままに、千の結晶(ありとあらゆる自然界の結晶)を集め、再度結晶させたように繊細で透明な女の子です。


さあ、あすから4がつです。
あたらしいつきです。
ちょびっとだけよこく、、、。
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4がつのだい1しゅうめのリベラ、、
しょうがくせいのこどもたちにとって、、、
ステキなステキなできごとがまっていますよ、、、。
ないしょだけどね!
(ほほえみ)


午後9時40分になりました。

今夜の教室も終了です。

最後に千晶ちゃんの絵を、、、。

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では、また明日もね。
# by yoshikazusuzuky | 2011-03-31 23:11 | 繋がる想い | Comments(2)
夕刻より雨になりました。
教室の屋根に雨音が響くくらいの降り方です。

今朝の話し、、
自宅近くの畑の土手に『オオイヌノフグリ』の蒼くて小さな花が、たくさんたくさん咲いていました。
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『オオイヌノフグリ』って、とても好きです。
僕には愛すべき花に思えますよ。
曇っているような霞んでいるような「もやり」とした空の色を背景にしても、とてもとても蒼く凛として映えていました。
その姿が、とてもとてもとても好きなのです。(微笑)


いまの時刻は午後9時53分。
きょうのリベラ教室が終わったところです。
後片付けを終えて「ふい」っと一息ついてキーボードの文字列をたたいています。

今日の夕方の教室には5人の子どもたちが来てくれましたよ。
地震以来はじめて逢えた子が3人もいました。
3人とも元気そうで安心しました。

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この子はね、お母さんに仕事場の机の引き出しを整理整頓出来る『間仕切り』を作って来て、、と頼まれたそうで、
ハサミではなかなか切れない硬いダンボールに苦戦しながらも一生懸命に『間仕切り』を完成させていましたよ。 なかなかに微笑ましい光景でした。

きっとお母さんは大切に使ってくれますね。(微笑)



「ナァ〜〜〜ヲ?」

教室の外で一声高く猫が鳴きました。
(問いかけるような鳴き方で?)


雨、、
やんだのかな?
# by yoshikazusuzuky | 2011-03-30 23:11 | 繋がる想い | Comments(2)
午前中、屋根に上りました。

どうしても雨漏りの箇所は見つからないし、またお天気は崩れて来そうだし、、それならば雨漏りする辺り(「辺り」ってあたりがアバウトですよね、、苦笑)もう一度ブルーシートで覆ってしまおう!と言う素人の安易な解決策を実行に移しての屋根の上でした。

昼を過ぎて、a0199297_16102640.jpg
作業も一区切りついて、、
屋根の端っこに立ち見渡した目線の先には、、、
綺麗な綺麗な蒼い海がありました。
吹き過ぎる風に緩やかに水面を波立たせる、
蒼い蒼い『ブルーシートの海』がそこに在ったのでした。
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僕はあの日の海を想いました。
そして少しだけ微笑みました。
そして、
微笑んだのと同じくらい、、
少しだけ、、、涙を零しました。 (微笑)

蒼い海、、、
あなたにも見えましたか?

(微笑)


きょうの夕方の子どもたちの教室には誰も来ることができませんでした。

a0199297_1656066.jpg3月の最後の週(3月最後の教室日)に入っているので、きょうでリベラを卒業してしまう子もいたのだけれど、、、仕方ないですね。
いつか、、
いつか落ち着いたらね、、、。
何時か大地も心も落ち着いたら、リベラの卒業式をしようね。 (微笑)

(きょうはなんだか微笑んでばかりですね、、 笑)

子どもたちは来れなかったけれど、夜の教室は大人の生徒さんたちで賑やかにしました。

今夜は、昨年リベラを卒業して東京の美術学校に進学した子も来てくれました。

「落ち着いて絵が描きたい気分なんです、、」と言って、来てくれました。

彼が描いてくれた絵です。 (微笑)

(あっ、また微笑んでしまったね)

彼は明日、東京のアパートへと戻ります。

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最後に、スペインに住む日本人の陶芸ガラス作家の友人が送ってくれた(贈ってくれた)『室生 犀星(むろう さいせい)』の『詩』を添えてみます。


『春の顔』(序文)

花を見ていたら
人の顔のように見えた。
花にも
顔があるなら
目もあるだろう
目があるなら
きっとはなやひたいもあるだろう。
花は草や木の顔のようなものであり、
そして人びとになにか話しかけようとする。
人は絵をかく
人は詩をかくようになる。


『チョウのうた』 (春の章から)

あさねをしたチョウチョウは
お昼ころから出かけた。
菜の花畑の
まんなかからにじが立ち
にじはくずれてチョウになった。
紙屋で
紙のたちくずが吹かれて
チョウになった。
ゴミ屋さんは
花のくずをあけると
みんなチョウチョウになった。
リボンも
ノートも
みなチョウチョウになる。
# by yoshikazusuzuky | 2011-03-29 23:11 | 繋がる想い | Comments(4)
きょうは午前も午后も大人の生徒さんたちの教室だったので子どもたちには会えていません。

午后からの大人の生徒さんたちの教室は町でもかなり古い百貨店だった三階建ての建物の一室を間借りしています。僕が子供の頃に建てられた鉄筋コンクリートのビルディングなのですが、その当時は町でいちばん背の高い建物だったと思います。
時代を経た建物なので今回の地震でのダメージも大きかったのかな?建物の安全性が確認されるまでは使用出来ないとのことで、、、。
前置きが長くなってしまいましたが、そんなわけで午后の教室はお休みだったのでした。(4月からは使用出来るとの連絡が先ほどは入りました)

a0199297_213282.jpgなので今日の画像は『虹色のパレット』です。

何の脈絡もなく唐突なお話で恐縮です。(笑)

せんじつ教室の後片付けをしていたら、
射し込む陽光が窓辺に置いたプリズムを透過して、洗ったパレットに虹をつくっていたのでした。

綺麗ですね。(微笑)

七色の光の絵の具です。
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子どもたちが使う色みたいだ。

そっか、
子どもたちは分解した光を絵の具のチューブに詰めていたんだね。

なるほどなるほど。

子どもたちの絵の具は『光』だったんだ!

ひとつ謎が解けたぞ!!(微笑)


オマケ的なお話しですが、、
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三角プリズムが置いてあるこの南向きの窓辺は地震の日までは鉱物標本でいっぱいだったのですが(東も西も北向きも、、、だったのですが)こんなにシンプルな窓辺になってしまったのです。(涙)
また並べるのです。
揺れない世界が戻って来たら、また、たくさんたくさん並べるのです。
はやく並べ直したいな、、、。
# by yoshikazusuzuky | 2011-03-28 23:11 | 繋がる想い | Comments(0)
                   きょうは日曜日、
               かいがきょうしつ はお休みでした。

         自宅で作品や額縁が入れてある物置小屋の後片付けをしました。
      (中は危険な状態で入り口の扉を開けられず今日になってしまったのでした)
            ほとんどすべての物が落下して破損していました。

               ずいぶん昔に描いた自画像の一枚も、、
            床に投げ出され額縁が壊れ絵も破損していました。

                24歳の時に描いた絵です。
 
                    絵の題名は、、                

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              『Autorretrato  Oración(自画像 祈り)』
                    
                      、、と 

                   記されていました
                       。

                     Oración、、、

                      祈り、、
                       。

             きょうはなんだかなにも記すことができません。

                    おやすみなさい。
# by yoshikazusuzuky | 2011-03-27 23:11 | 繋がる想い | Comments(0)
もの凄い強風吹き荒ぶ土曜日の午後、、、。(これを書いている現在の時刻は午後1時30分です)
やっと教室の後片付けを終え、一息ついて、温かいお茶を飲みながらお昼ご飯を食べ終えたところです。

きょうの午前中の教室には7人の子どもたちが集まってくれました。
a0199297_1419476.jpgそして、全部で『23枚の絵』を残して行ってくれたのです。

手の指に絵の具を塗りたくって描く子。
束ねた輪ゴムを筆替わりにして描く子。
薄い色に色付かせた水滴を画用紙に落として描く子。
どろどろと流動する半液体化させた絵の具で描く子。

みんなみんながそれぞれの表現方法で描いた『23枚の絵』は
まるでまるで、、、
(まるでまるで、、、?)
どんな言葉で表したら良いのかわからない、、
緊張感?
緊迫感?
開放感?
それとも、、無?(もしかしてそれらはどれも同じ意味を持つのかな?)
どんな言葉にも表し様のない子どもたちの『23枚の絵』。それらのモノたちに包まれて(包み込まれて? 或いは、呑み込まれて?)二時間と言う時間を子どもたちと一緒に過ごしたのでした。

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今までは(この震災が起こるまでは)ごくごく普通に繰り返し、目にもして来た日常的に当たり前の光景なのにね。
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まるで登場人物はそのままに、世界だけがそっくり入れ替わってしまったかのような、、そんな錯覚を覚えました。

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きのうは子どもたちを『魔法使い』と表現しました。

でもやはり言葉で言い表すコトは困難なのですね。
その言葉の枠の中だけではおさまりきらないのです。

子どもたちって、、
(子どもたちの描く絵って、、、)

そんな存在なのですよね。
# by yoshikazusuzuky | 2011-03-26 23:11 | 繋がる想い | Comments(0)
地震から二週間が経ちました。
今夜は雪模様です。
大きな雪片が積もるような降り方で途切れることなく落ち続けています。

余震は相変わらずですね。
それでも揺れと揺れとの間隔が少しは長くなって来ているように感じるのは、「そう感じたいから、、」でしょうか?(苦笑)
しかし困ったことに地震でなくとも常にカラダが揺れている気がします。

「『地震酔い』って言うんだよ」 と、ある人が教えてくれました。

「なるほど」

町なかのコンビニエンスストアーに、お弁当や菓子パンなどが並び始めています。
今日は大型スーパーに大量の品物が入荷陳列されたらしい、、と言う話しも聞いたし、ガソリンスタンドの長い行列は相変わらずだけれど、毎晩何処かにタンクローリーが到着しているのを見かけるようにもなりました。
今朝は、灯油を配達する車を2台も見かけましたよ。

東北自動車道の一般車両通行も可能になったし、、
少しずつ少しずつ、物流は再開されているようです。

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さて、教室の話し。

地震後一週間目の先週の金曜日に教室に来れた子は1人だけでしたが、
二週間目の今日は、3人の子どもたちが来てくれました。

地震後、直接の連絡が取れずにいた子も元気な顔を見せてくれました。

「大丈夫だろう、、」と思ってはいても、
やはりこうして直接顔を見るまでは「もやもや」とした不安感がつきまとうものですから、、、
やはりきょう顔を見れて、とてもとても安心出来たのでした。

では、3人が描いてくれた『絵』です。

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今日から4月教室のお手紙(日程や予定を知らせる手紙ですね)配布を始めたのですが、そこにこんな一文を加えました。



避難、ガソリン燃料等の問題もあり全員揃っての教室と言うわけにはいきませが、子どもたちが描いてくれた『いまの気持ち』を絵にした作品たちを毎日ブログ『スズキヨシカズ幻燈画室』で公開しています。海外の作家さんを中心に一日100件近いアクセスがあり、子どもたちの絵の素晴らしさに感動し(子どもたちの生命力の強さに感動し)、子どもたちへのたくさんの応援メッセージが寄せられています。
絵を描く子どもたちの姿から、そして子どもたちが描いてくれた絵を見ていて僕は今『絵を描くこと』が持っている魔法の力を実感しています。
これからこの状況がどんな風に変化してゆくのか想像もつきませんが、こんな時だからこそ子どもたちには『絵を描くこと』( = 気持ちを吐き出すこと)が必要なのだと僕は確信しています。
大変な状況です。お願い出来ることにも限度があることも承知していますが、出来るだけ子どもたちを教室に連れて来ていただければと思います。きっと『絵を描くこと』が子どもたちの手助けになると思います。




「絵は魔法ですよ!」

そしてその魔法を自由自在に操れる子どもたちは『魔法使い』なのです。

彼、彼女らは、自分自身に(或いは誰にでも)難なく魔法をかけることが出来るのです。

「大丈夫!」 、、と言う、

とびっきり最高の魔法をです。(微笑)
# by yoshikazusuzuky | 2011-03-25 23:10 | 繋がる想い | Comments(2)
穏やかな一日でしたね。

午前中の教室終了後に一時帰宅。
昼食を食べてから屋根に上りました。
屋根の破損箇所をブルーシートなどで覆う応急処置をしてはいたのですが昨日までの雨降りでやはり雨漏りがするのです。 静まり返った深夜の屋根裏から聞こえてくる水滴の音、、、。 「ぷるぷるぷる」としてしまいます。 何処かわからない遠くから聴こえてくる水の音って状況しだいで様々な感情を呼び起こすものですね。 「ぷるぷるぷる」

さてそんなわけで雨漏りの箇所を探すべく屋根に上ってはみたものの、、ですがモチロン見付けられるハズもなく、しばらく屋根に腰掛けて蒼い空をぼんやりと見詰めていたのでした。

「こんなに綺麗に透き通った空に何かが混ざり込んでいるだなんていったい誰が思うだろう?」


     きょうの夕方からの教室には元気な小学1年生の二人組がやって来てくれました。

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その名も(名前も元気な!)『貫太郎(かんたろう)』(画面右)と『龍之介(りゅうのすけ)』(画面左)と言います!

そしてそしてそしてそしてそして!
なんと!
貫太郎は10枚!
龍之介は6枚の『絵』を描き上げて、
コレまた元気いっぱいに帰って行ったのでした!(微笑)


               では、まずは貫太郎の『絵』からです。
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                     貫太郎曰く、、
        「しまうまのえはほんきだした!(シマウマの絵は本気出した!)」
                   、、そうなので
              どれも素晴らしい絵ばかりなのだけれども、
            『シマウマの絵』を真ん中にしてみました。(微笑)

                 
                 ではでは、次は龍之介の『絵』。
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                      う〜む。
                   これまたスゴいですね。
                  カタチといい、色使いといい、、
         貫太郎の「ほんきだしたしまうま」に勝るとも劣らない迫力に満ちた
             生命力に満ちあふれた『怪獣』たちです。(感動)

しかし、こうして毎日子どもたちの作品に接していると全てに共通した『何か』を感じます。
描き上がった作品たちからばかりではなく、それらの作品を描いている時の子どもたちのカラダ全体から発ち昇る『えねるぎい(エネルギー)』のようなモノを感じるのです。(平仮名で書く『えねるぎい』と言うのがカタカナの『エネルギー』よりも子どもたちにはピッタリな気がする)

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                   「世界は大丈夫だよ!」
                   
               二人を見ていたらそんな気がしましたよ。

                      (微笑)


夜の教室に来れたのは中学生の男の子が一人だけでした。
彼にも子どもたちと同じ大きさの画用紙に同じ水彩絵の具で『絵』を描いてもらいました。

                 彼の『絵』も添えてみます。
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                「彼の目線の先に在る何かが、
                 『彼』と『彼の世界』とに、
               均衡と調和をもたらしてくれる事を、、」
                      切に、
                    ただただ切に、
                   僕はそう願うのです。

                      あっ、、
               この二枚の絵を描いてくれた中学生、
              彼の名前は『夢人(ゆめひと)』と言います。

                     
                    子どもたちを、、
                 そして子どもたちの『夢』を、、
                     守りたまえ。




                     
# by yoshikazusuzuky | 2011-03-24 23:11 | 繋がる想い | Comments(0)
晴れた青空を吹く強い風に乗って那須連峰の山々から吹き下ろされて来たのでしょう渦を巻き雪蟲のような白片が舞い踊っている午後3時40分です。

子どもたちを待つ教室は電気ストーブの熱にほんわりと温かです。

午前2時起きして行列最後尾に着いたのが2時44分、、、。
それから行列はさらにさらに延び続けての6時間後、行列4度目の正直でガソリン給油を果たすことが出来ました。
制限された範囲内での給油でしたが有難いことに燃料タンクは、ほぼ満杯です。

さあ、
これでまたしばらくはリベラ教室に通って来る足が確保されたわけです。

(「そろそろ燃料運搬の問題も解消されますよ」と給油してくれた店員さんが言っていましたがぜひにそうであってほしいです)

さあ、
午後3時55分、、、。
きょうは何人の子どもたちに会えるのでしょうか。

『かいがきょうしつ リベラ』、きょうも始まり始まりです。

、、、と

a0199297_21263531.jpg一人元気に始まったきょうの教室でしたが時計の針が5時をまわっても誰も来なくて「きょうはぜんいんおやすみかな、、?」とあきらめかけたところに「おそくなっちゃいましたあ〜〜〜!」と元気いっぱい男の子がひとり。 そしてひと呼吸おくれて「こんにちわあ!」と女の子もひとり、やって来てくれました。

『元気な声』って元気をもらえますね。(「そんなの当たり前だよ」と話しを区切って終わらせてしまいがちですが『当たり前』の事って『当たり前』ではないのですよね。『当たり前』の事こそが大切なんですよね。)

では、
男の子が描いた『絵』、
そして、女の子が描いてくれた『絵』をご覧下さい。



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                 男の子が描いた『絵』です。

描き始めは画面の中央に『赤い花』(チューリップのような花)が並んで咲いていたのですが、そこに『雪』が降り積もり、、、やがて花を覆い隠した白い雪の上にはたくさんの『蒼い十字架』(青い十字架)が現れていたのでした。
描いているうちに、津波により行方不明になってまだ発見されていない人たちの事を考えてしまったのだそうです。

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                 女の子が描いた『絵』です。

                    『春』です。
                    『春の絵』です。

                    待ちましょうね。

                    やがて訪れる、
             『体温』を感じれる『暖かな春』を、、、ね。
          
                      (微笑)
# by yoshikazusuzuky | 2011-03-23 23:11 | 繋がる想い | Comments(0)
きょうもガソリンスタンドの長い長い行列にならんでみました。

3時間ならんで進んだ距離は100メートル足らず、、、。
目的のガソリンスタンドは1,500メートルの先、、、。
給油は行なわれているらしいのですが、教室の開始時間に間に合わなくなりそうだったので(ならんだ時間も遅かったので)自動車がほんの少し進んで隙間が出来たところで行列を離脱しました。
明日は別なガソリンスタンド(ガソリン販売があるとの『噂』が、、 苦笑)に午前3時起きしてならんでみようと思っています。
何としても教室に通う分のガソリンを確保しなくては、、、。
明日は少しでも給油できますように。

今夜も外では雨が降っています。
大きく雨音が聞こえます。

夜の教室が終わったところ(この文章を書いている「いま」は午後9時56分)です。

きょうは夕方の教室に来れた子は1人だけでした。a0199297_215628.jpg
きょう来てくれた子のほかの火曜日の子どもたちは皆、県外に避難してしまっていて、この町にはいないのです。

きょう来てくれた子は6年生です。
絵を描いていても余震の度に腰が浮きました。
「ヨシさん、、大丈夫かな?」「ヨシさん、、大丈夫かな?」と繰り返し僕に確認しました。
「もちろん大丈夫さ!」僕は何の根拠もないままに、何度も何度もそう答えました。

その子の小学校では明日、卒業式が行われるそうです。

「卒業おめでとう!」

帰ってゆくその子に大きく声をかけました。


                その子が描いてくれた絵です。

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          小刻みに震えるその子の息づかい、、、そのままの絵です。
 小学校卒業までの長い時間をその子と付き合って来た中で初めて見る絵のように僕には思えました。


              もう一枚、絵の写真を添えてみます。

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夜の教室には2名の生徒さんが来てくれました。 厳しいガソリン事情の中、、ありがとうございました。 お会い出来て、ほんとうにほんとうに嬉しかったです。

その1人の生徒さんが描いてくれた絵です。

その絵は僕に、
水面に迷い込んだ三日月を連想させました、、、。

乳白色に透明な、、迷子になった三日月を連想させたのでした。
# by yoshikazusuzuky | 2011-03-22 23:11 | 繋がる想い | Comments(2)