ロバート・B・パーカー (5月4日)
ロバート・B・パーカー が亡くなったのが去年の1月18日だったから、もう一年半近くが過ぎようとしている。
『ロバート・B・パーカー(Robert Brown Parker)』
アメリカのミステリー作家です。(『ミステリー作家』とジャンル分けしてしまっても良いのだろうか? なんだかあまりしっくりとこないな、、)
『スペンサー』と言う名前を持つ私立探偵を主人公としたシリーズが代表作のベストセラー作家だ。
全シリーズを通して、舞台となっているのはアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン。
17歳の頃の僕は、
ロバート・B・パーカー の書く文章に魅了され、
私立探偵スペーンサーの言動と、(文字でしか)その姿を想像出来ないスペンサーの一挙手一投足に魅了され、
文章の構成が伝えるだけで行った事も見たこともない『アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン』と言う街に魅了されていた。(でも、渡米したいとは思わなかったのが我ながら不思議、、。 最終的にスペインに行ってしまいましたものね。 笑)
僕が初めて手にしたロバート・B・パーカーの作品は、1982年に発表されたスペンサーシリーズの第7作『初秋(Early Autumn)』だった。
この作品は、僕にとっては衝撃の一冊だった。
「僕が17歳まで生きて来て感じていた世界感、見ていた世界の風景の全てが一変してしまった」と言っても過言ではないほどに、強い衝撃を受けた一冊だった。
『初秋』から始まった『僕のロバート・B・パーカー』は、『約束の地(Promised Land)』、『銃撃の森(Wilderness)』、『レイチェル・ウォレスを捜せ(Looking for Rachel Wallace)』、『儀式(Ceremony)』、『愛と名誉のために(Love and Glory)』、『ユダの山羊(The Judas Goat)』、、、と、シリーズ物にもかかわらず、発売順を無視したメチャクチャな順番で読み進められていった。(『銃撃の森』と『愛と名誉のために』はスペンサーシリーズではないんだよね)
1986年、スペインに旅立つ時にも僕はロバート・B・パーカーを持って行った。
棲処が決まったら日本から送ってもらう分はダンボール箱に梱包して実家に残し、その時すでにボロボロに近い状態だった3冊だけをバッグの底にしのばせっていた。
『初秋』、『銃撃の森(Wilderness)』、『愛と名誉のために(Love and Glory)』、の3冊、、。
僕はスペインで始めた生活の中で、この3冊にどれほど助けられたかわからない。(この3冊がどれほど僕を助けてくれたことか、、文章では書き尽くせない程だった)
もしかしたら、誰か興味を持って読んでくれるかもしれないから本を紹介しておきながら内容にはいっさい触れません!(笑)
でも本当に、、
バルセロナのあのアパートでの一人暮らしの中で、この3冊の本が、あんな風に僕に寄り添い、何時でもそばにいてくれなかったら、、
そう思えてしまうほどにこの『3冊のロバート・B・パーカー』は、僕にとっての『教典』にも近い書物だったのでした。
購入してからもう随分と時間が過ぎてしまったけれど、
ロバート・B・パーカー作、、
スペンサーシリーズの最新刊にして最終巻、、、
『盗まれた貴婦人(Painted Ladies)』
を、僕はまだ読み終えていないのです。
読み始めてからページの途中に指を挟んだままで、、
ずっとずっとそのままで、、
最後のページをめくってしまったら、
何かが終わってしまうような気がして、、
僕はまだ、
それを読み終えていないのでした。
「スペンサーよ、、永久(とわ)に。」
「ロバート・B・パーカーよ、、、永久(とわ)に。」
そして、
「僕の中の何かよ、、、」
そんなコトをぼんやりと想いながら、、、。
(なんちって! 笑)
スズキヨシカズ絵画作品
『1986年の自画像 〜道化師になった自我像〜』
『ロバート・B・パーカー(Robert Brown Parker)』
アメリカのミステリー作家です。(『ミステリー作家』とジャンル分けしてしまっても良いのだろうか? なんだかあまりしっくりとこないな、、)
『スペンサー』と言う名前を持つ私立探偵を主人公としたシリーズが代表作のベストセラー作家だ。
全シリーズを通して、舞台となっているのはアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン。
17歳の頃の僕は、
ロバート・B・パーカー の書く文章に魅了され、
私立探偵スペーンサーの言動と、(文字でしか)その姿を想像出来ないスペンサーの一挙手一投足に魅了され、
文章の構成が伝えるだけで行った事も見たこともない『アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン』と言う街に魅了されていた。(でも、渡米したいとは思わなかったのが我ながら不思議、、。 最終的にスペインに行ってしまいましたものね。 笑)
僕が初めて手にしたロバート・B・パーカーの作品は、1982年に発表されたスペンサーシリーズの第7作『初秋(Early Autumn)』だった。
この作品は、僕にとっては衝撃の一冊だった。
「僕が17歳まで生きて来て感じていた世界感、見ていた世界の風景の全てが一変してしまった」と言っても過言ではないほどに、強い衝撃を受けた一冊だった。
『初秋』から始まった『僕のロバート・B・パーカー』は、『約束の地(Promised Land)』、『銃撃の森(Wilderness)』、『レイチェル・ウォレスを捜せ(Looking for Rachel Wallace)』、『儀式(Ceremony)』、『愛と名誉のために(Love and Glory)』、『ユダの山羊(The Judas Goat)』、、、と、シリーズ物にもかかわらず、発売順を無視したメチャクチャな順番で読み進められていった。(『銃撃の森』と『愛と名誉のために』はスペンサーシリーズではないんだよね)
1986年、スペインに旅立つ時にも僕はロバート・B・パーカーを持って行った。
棲処が決まったら日本から送ってもらう分はダンボール箱に梱包して実家に残し、その時すでにボロボロに近い状態だった3冊だけをバッグの底にしのばせっていた。
『初秋』、『銃撃の森(Wilderness)』、『愛と名誉のために(Love and Glory)』、の3冊、、。
僕はスペインで始めた生活の中で、この3冊にどれほど助けられたかわからない。(この3冊がどれほど僕を助けてくれたことか、、文章では書き尽くせない程だった)
もしかしたら、誰か興味を持って読んでくれるかもしれないから本を紹介しておきながら内容にはいっさい触れません!(笑)
でも本当に、、
バルセロナのあのアパートでの一人暮らしの中で、この3冊の本が、あんな風に僕に寄り添い、何時でもそばにいてくれなかったら、、
そう思えてしまうほどにこの『3冊のロバート・B・パーカー』は、僕にとっての『教典』にも近い書物だったのでした。
購入してからもう随分と時間が過ぎてしまったけれど、
ロバート・B・パーカー作、、
スペンサーシリーズの最新刊にして最終巻、、、
『盗まれた貴婦人(Painted Ladies)』
を、僕はまだ読み終えていないのです。
読み始めてからページの途中に指を挟んだままで、、
ずっとずっとそのままで、、
最後のページをめくってしまったら、
何かが終わってしまうような気がして、、
僕はまだ、
それを読み終えていないのでした。
「スペンサーよ、、永久(とわ)に。」
「ロバート・B・パーカーよ、、、永久(とわ)に。」
そして、
「僕の中の何かよ、、、」
そんなコトをぼんやりと想いながら、、、。
(なんちって! 笑)
スズキヨシカズ絵画作品
『1986年の自画像 〜道化師になった自我像〜』
by yoshikazusuzuky
| 2011-05-05 02:32
| 記憶の欠片
|
Comments(2)
Commented
by
タムム
at 2011-05-09 23:22
x
「バルセロナのあのアパート」でを捲りました。僕と同じように生きていたって、心がじんわりとして涙なんかもじんわりと出てきました。きっと愛が溢れてるから愛が見えるんだと思います。
0
Commented
by
yoshikazusuzuky at 2011-05-10 20:00
全身全霊で愛したい。
全身全霊で愛されたい。
池袋でバーテンダーをしていたときも、バルセロナのあのアパートででの生活の中ででも、、、
いろいろな愛することのカタチを見ました。
あの頃の18歳の僕が、、、。
そして今の45歳の僕が、同じように感じるコトです。
「ただ全身全霊で愛したいです」
「ただ全身全霊で愛されたいです」
(微笑)
タムムさん、コメントをありがとうございました。
全身全霊で愛されたい。
池袋でバーテンダーをしていたときも、バルセロナのあのアパートででの生活の中ででも、、、
いろいろな愛することのカタチを見ました。
あの頃の18歳の僕が、、、。
そして今の45歳の僕が、同じように感じるコトです。
「ただ全身全霊で愛したいです」
「ただ全身全霊で愛されたいです」
(微笑)
タムムさん、コメントをありがとうございました。