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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

2018年 02月 20日 ( 1 )

「コレは先生ですね」


エアコンからの送風に
ひらひら揺れる、、
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おかしな「しろいいきもの」を指さして
迷い無くカメちゃんは言ったのでした

「うんそうだよコレは先生なのだよ」

、、と
僕も迷い無く応えたのでした。

ソレは土曜日の誰かが作ってソコに貼ったままになっていた
ヨシさんの似顔絵に間違いなかったからなの
でした

。 (わらららら)



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カメちゃん
お見事でした! (ふふふん)










『つくりびと』(国民みらい出版刊)
配布場所の、、
「郡山市立美術館」(福島県郡山市)は、2018年7月6日(金)まで施設改装工事休館中。
「諸橋近代美術館」(福島県北塩原村)は、2018年4月19日(木)まで冬期休館中。
、、のため
今年始まりのコラム
を皆さんに読んでいただけないので、
遅ればせながらココでご紹介させていただきます




『つくりびと』第66号(1月号)より、、


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僕が主宰する絵画造形教室「かいがきょうしつリベラ」12月の恒例行事(課題?)は『自画像』を描いてもらうコトです。小学生も中学生も高校生も、鏡を見ながら自分の顔を、鉛筆だけのモノトーンで描きます。鏡に映る自分の顔を見つめるというのは、鏡の中の自分に見つめ返されると言うコトです。友人であれ知人であれ他人であれ、誰かに見つめられるという状況は緊張するモノです。自分を見つめているのが「自分自身」となれば緊張感は倍増します。いつもは絵を描いているとは思えない様な賑やかさの(と言うよりは騒々しい)教室内がこの時だけは「しん」と静まり返り「カリカリカリ」と鉛筆の芯が画用紙に一年間の自分を刻んでゆく音だけが響く、濃密な時間が流れます。「ヨシさんも描きなよー」子どもたちに促され僕も鏡を見つめて自画像を描きます。過ぎてゆく一年と一年を生きた自分を労い、新しい一年に生きる自分に想いを馳せながら、画用紙を鉛筆で彫り進めてゆきます。









『つくりびと』第67号(2月号)




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創作活動の視点からこどものみらいを考えるコラム アートガイド・ぷらす



『帰り道をみつけるための地図』 

~動物たちが自分の棲家から遠く離れてしまっても必ずその場所に帰って来る能力を指す「帰巣性(きそうせい)」という言葉があります~


僕は福島県白河市で児童から大人までを対象とした絵画造形教室「かいがきょうしつリベラ」を主宰しています。教室には様々な分野の図鑑や解説本などが山積みとなり、作品づくりの参考資料として活躍しているのですが、その中の自然系の写真雑誌で「帰巣性」についての記事を読んだのでした。全ての動物に当てはまる能力ではないようですが、その記事に取り上げられていた「哺乳類」「鳥類」「魚類」「昆虫類」のお話しは、どれも「物語り」と呼びたくなるほどにドラマチックな内容でした。帰巣性のメカニズムを科学的に解明するのは困難で、明確には説明出来ないそうですが、その能力を持つ動物たちが「迷い子にならない」というのは間違いの無い事実なのでした。 

と、ココから、今回ご紹介したい「リベラっ子」たちの作品に話しを繋げるのは少々強引かも知れませんが、昨年末まで子どもたちに、ある地図を描いてもらいました。子どもたちの自宅と周辺の航空写真を資料として、自分の家に帰り着くための地図を描いてもらったのでした。描くための決まり事は一切ありません。写真を見て自由に描いてもらいます。描き始める前に僕が唯一話したコトは「建物は建物でなくともよいし山は山でなくてもよいし道路は道路でなくともよいからね」でした。目の前に置かれた写真に写っているのは見た目通りの風景かも知れないし、そうではないかもしれない、という難解な助言です。微笑んでいるのは僕一人で、子どもたちはもちろん混乱しました。それを喜んではいけないしサディストかと思われそうですが、混乱している時の子どもたちの表情は複雑で素晴らしいです。その表情は虹色に輝く薄い薄い皮膜の様で、コレから思いつく「何か」を守り、包み込んでいます。混乱した子どもたちの頭の中は真っ白になり、その何も無い空間に「何か」が生まれるのです。

始まりは「点」かもしれないし「線」かもしれない。あるいは「色」かもしれません。薄い皮膜をそっと破るように現われ全てが始まります。四つ切り画用紙に描かれた最初の下絵はどの子のモノも大差なく、直線が交わり道路になり建物になり曲線は自然を表している、写真をただ写しただけの白地図でした。しかし水彩絵の具を使って着色に入った途端、直線や曲線は突然に、その規則性を失いました。必要なのは「きっかけ」なのです。子どもたちの筆が加速します。子どもたちの想像力は、地図を見る物から読み解くモノへと変化させました。 帰巣性と言う動物たちが持つ本能を超えて、解き放たれた心は時間を遡り瞬間移動を繰り返し、自由に夢見るコトが出来る場所へと導いてくれる。 僕はこの地図に『帰り道を見つけるための地図』と名前を付けました。それは自分を迎え入れてくれる誰かが待つ家へと続く道ばかりではなく、見知らぬけれど懐かしい、原点とも言える場所へと続く道。この地図に表された自由な想像力は、絶対に子どもたちを迷い子にさせない何かが在ると感じます。集められた地図を見ていて、僕の脳裏にもう一つの光景が甦って来ました。東日本大震災直後に子どもたちが描いていた絵です。あの時の絵も子どもたちにとって「帰り道を見つけるための地図」だったのかも知れません。震災から7年が経ちます。全国津々浦々、様々な分野で作家活動をされている方々がその趣旨に賛同し参加して下さる展覧会、『復興の祈り』(国民みらい出版主催)が今年も3月11日に福島県福島市の複合文化施設『コラッセふくしま』にて開幕します。リベラっ子たちの参加は今回で三回目になります。(「つくりびと」39号・45号に掲載)7年前、誰もの心が帰り道を探して迷い子になっていました。そして今現在も、真っ白な地図を手にしたまま帰り道を探し続けている人たちはたくさんいます。僕も子どもたちの絵にのせて祈ります。みんなが帰り道を示す道しるべが見つけられますように。そしてこの日常を、子どもたちといっしょに生き続けてゆくコトが出来ますように……と。









午後からのコットマンサークルは
4週間振りの教室
でした。

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お天気も好くて
雪ない道で
良かった良かった



(^〜^)





夜のカズイ君
も3週間振りの教室でしたが
今夜は卒業後の自分について
深く深く考え込んでいて
微妙な空気の中で
話しだけをして時間をすごしました




今夜はコレでまで。



まだ領収書と電卓とを交互に
にらめっこしている僕であります。




「ははは」 ( 0 )












by yoshikazusuzuky | 2018-02-20 00:02 | 繋がる想い | Comments(0)

by yoshikazusuzuky