ブログトップ

スズキヨシカズ幻燈画室

suzuky.exblog.jp

満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

カテゴリ:理科室の記憶( 87 )

古道具屋で上蓋面が磨り硝子のように使い込まれた
「シャーレ(ペトリ皿:培養実験用硝子平皿)」
を見つけたので、中に何を入れるの
が相応しいかと考えて
、、

a0199297_18021275.jpg
a0199297_18245528.jpg

『玉虫』
を入れました


僕が「姉(あね)」と呼ぶ
笠間(茨城県)の陶芸家
しがみさこ氏の工房・自宅の庭にある
「榎木(エノキ)」だったっけ?何の木だけ姉さん?
、とにかく玉虫が好む木が植えれていて
その木の周りを「ブンブン」とたくさんの玉虫が飛び交うの
だそうで、寿命を終えた玉虫が
「地面に落下しているよ〜」
と聞いて仕舞ったの
で、、

a0199297_18301801.jpg


「欲しい!」
と言ったら(玉虫さんには失礼な言い方
ですが)拾ってくれました。


国宝・法隆寺『玉虫厨子』の装飾に
、五色に輝く玉虫の羽根が使われたのも
当然のコトだったのでしょう。(透かし彫金された銅製装飾板の下に
玉虫の羽根が施されている)当時の障子紙を透して室内に広がる光の粒子は
とてもやわらかだったと思います。
その光の粒子が、たぶん部屋のいちばん奥に安置された
厨子まで届くその頃には、さらに微細に丸みを帯びていたのではないか
と思うのです。
玉虫の羽根に到達した
光の粒子は、
「ころころ」
と羽根の上をころがったのだ
と思います。


a0199297_18263368.jpg

シャーレの中の玉虫色
は、僕を何処までも遠く
飛鳥の時代まで連れて行ってくれるの
でした。



(微笑)







きょうは自分の制作に没頭する水曜日
なので、自分の作品を話します。


「明日には乾いて
表情を現してくれている筈
であると思って
今夜は帰宅するの
です」

と言って昨晩帰宅した
、子どもたちの描き損じ画用紙
を支持体にした下塗り
が、今朝には完全に
乾燥していて
、、
a0199297_18311326.jpg

a0199297_18315228.jpg

a0199297_18320743.jpg


こんな表情を見せてくれて
いました。

この上に墨を流すのですが
、*白色は貝をすりつぶした日本画顔料の「胡粉(ごふん)」です
僕は日本画々材を長年使用し、研究し、肌で感じて通い合っている
ワケではないので、「膠(にかわ)」*動物の皮を煮詰めて作られた
古来よりの接着剤です の調合具合がひと目でわかるほど
素人仕事なので、墨を流すと白色が全て流れてしまうのです。(たぶん根本的に
こんな使い方はしないモノなのだ
と思います) だからと言って、いつもの絵の具を使ったのでは、胡粉と墨を使いたい気持ちは
納得して引き下がってはくれないので、
「下手くそな僕が扱うと胡粉は流れて仕舞うモノなのだ」
を前提にして、重ね塗りの仕方を
組み立て直しました。


a0199297_18325752.jpg

a0199297_18331236.jpg

a0199297_18332797.jpg


画用紙を三枚貼り合わせて、硬く硬くして
、和紙を貼り、胡粉を流した直後に
「科学の魔法」を、使いました。
そうして乾燥させた胡粉に墨を流して拭き取ると
、魔法を使った部分の胡粉だけが定着し
拭き取られても画用紙と和紙の隙間に入り込み
色として残された、
薄墨の中に浮かぶのです。

しっかりとした定着力が望めるコトだ
とは考えていますが、
何百年も(は大袈裟だけど)
後のコトは残念ながらわかりません。

でもワカラナイからと言って
ヤラナイではいられない
、そんな気持ちになって仕舞うの
です。

a0199297_18353766.jpg

絵の具や筆を手にして
支持体に向き合っている時
とは、そうなの
です。


今夜はココまで
白の密度を詰めまして
、、
a0199297_23404001.jpg
a0199297_23410031.jpg

また一日
、何かが現われるのを
じっと待つの
です




(くーん)




(微笑)






by yoshikazusuzuky | 2018-07-12 00:00 | 理科室の記憶 | Comments(0)
鈴木 直(すずき ただし、1951年6月25日 - )は、日本の古生物の研究者。元いわき市アンモナイトセンター主任研究員。フタバスズキリュウの発見者として著名。 福島県いわき市内郷生まれ。幼少の頃から化石に興味を持ち、その頃から化石探しを始める。中学2年生のときにいわき市北方に分布する双葉層群という地層の歴史が記された『阿武隈山地東縁のおい立ち』(柳澤一郎著)という本に出会い、伯母が住んでいたいわき市大久町入間沢の大久川付近を掘り始める。この双葉層群からは昭和初期に徳永重康・清水三郎両博士によって首長竜の頸椎骨と思われる化石が発見、報告されている(但し発見された化石は不完全で、その化石を首長竜のものと断定するには不十分であった)。 1968年(昭和43年)10月に、伯母の家から300mほど離れた大久川河岸に露出していた双葉層群玉山層でサメの歯の化石を発見、さらに発掘を続け、付近から首長竜の脊椎骨の化石を発見する。やがて連絡を受けた国立科学博物館の小畠郁生・長谷川善和両博士が発掘に参加する。科博の予算の関係により全形の復元までに4年を要した。発掘されたのはほぼ完全な個体1頭分と子供を含む6頭分の部分化石である。特に前者の全長は約6.5mにおよび、環太平洋岸アジア地域でこれほどまとまった骨格が発見されたのは初めてであった。 フタバスズキリュウ 他の種との比較研究などに長年が費やされ、発見から38年たった2006年(平成18年)、この首長竜は発見された地層と発見者の名前から『フタバサウルス・スズキイFutabasaurus suzukii Sato, Hasegawa & Manabe, 2006』と命名され、新属新種として正式に記載された。 いわき市アンモナイトセンター主任研究員を勤め、化石の発掘、調査、復元作業を行う傍らライフワークとしているサメとその歯の研究を進めている。 出典:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/鈴木直

鈴木直氏ご本人に直接お目にかかってお話しさせていただいたのは
、いまから20年近くも前のコトでした。
当時小学生だった娘が、「夏休みの宿題で『琥珀の研究』をしたい」と言い出したので、福島県立博物館を訪ね、古・中生代生物化石と地質研究を専門とする学芸員の竹谷陽二郎先生から、いわき市周辺の地層についてのレクチャーを受け、後日「いわき市アンモナイトセンター」を訪れた折りに、鈴木直氏にお会いしたのです。鈴木氏から、琥珀を産出する地層が露出している場所を教えていただき(数年後にその露頭はコンクリートにより固められて無くなってしまいました)、娘はその場所で大きな琥珀を自らの手で採取するコトが出来ました。その琥珀を持ってアンモナイトセンターに戻り、鈴木氏に見せて解説もいただいたのでした。いやあれはとてつもなく感動的な出来事で、娘よりも僕の方が興奮しました。(^〜^)

鈴木直氏は化石や古生物を愛する大人や子どもにとっての
ヒーローです。(みな同じ気持ちだと勝手に僕は思っています)f^^:
当時中学生だった鈴木氏の
双葉鈴木竜発見の経緯は偶然などではなく、
鈴木氏の飽くなき探究心の賜物であったコトを知って以来
、ますます僕のヒーローになったし、
発見当時の本や記事を読み返すたびに
目を潤ませてしまうのでした。




a0199297_20082341.jpg

首長竜属エラスモサウルス類
『プレシオサウルス・マウリタニクス』
の、「歯の化石」(モロッコ産出)
です




a0199297_20090160.jpg

a0199297_20125160.jpg



表面に刻まれた微細な溝
を、指先のはらでなぞってみると
、、

a0199297_20160005.jpg

遠く遥かな
白亜の海が
奏でる記憶が振動し
歌っているの
を、

感じます


首長竜の見た夢
を、今夜僕も
見れるような気がします

。 (微笑)








土曜日午前中の教室
は、土曜授業が行われた
小学校が多数あって、、


a0199297_20240331.jpg


カナメ以外は
みんなお休みとなってしまったの
でした。


毎週賑やかな教室
ですので、、

a0199297_20232452.jpg


たまには一人も良い
でしょう。


事実
下描き仕舞いとなった
カナメでした。(しっかりとした
下絵描きが出来ました)

a0199297_20325306.jpg
「たいへんよくできました!」

(ガンバったガンバった)

^〜^)/(^〜^*


(微笑)




午後は一人の休みも
なくて、、

a0199297_20354912.jpg

a0199297_20353094.jpg


いつも通りに
賑わいました。


日本最古の公園と伝えられる
南湖公園(福島県白河市)
にあるお茶室 *厳密に言えば南湖神社敷地内にある
「松風亭蘿月庵(しょうふうていらげつあん)」
の屋根の向こう側
から、、
a0199297_20540655.jpg

a0199297_20542587.jpg

気づけばカミサマのお使いである
「ナマハゲ」がこちらを
覗き込んでおりました。

(オモシロい!!)

「こんなコトしていいの?」

と、逆に質問されたけど
ダメな理由が見つけられないです
ヨシさんにはっ! 


(^0^)






16時から21時の教室には
学校や学習塾帰りのリベラっ子卒業生たちが
顔を出してくれて、
笑い声の絶えない教室となりました。

嬉しいコトです。


(微笑)







土曜日お仕舞い

一週間お疲れさまでした。

明日の朝
は、市の一斉清掃に参加してから
の教室です。(汗だくになってから来るようだなあ)





by yoshikazusuzuky | 2018-07-01 00:00 | 理科室の記憶 | Comments(0)
骨董屋の入り口付近、
硝子の展示ケースの中、
飴色に時代を経た象牙やツゲの木細工
の根付けが入った桐箱が並んだ
その奥に、、

a0199297_19572775.jpg
プラスチック製のケースが
(場違いな感じで)
在りました。

初めはケースの端っこに貼られた値札
に書かれた、
「化石」と言う文字が見えたの
です。

でもそれは化石ではありません。

見つけて仕舞った瞬間から
僕の心臓は「バクバクバクバク」破裂寸前です。


a0199297_19581313.jpg


「ピラルクの鱗(ウロコ)だ」
と思いました。


「ピラルクノウロコダピラルクノウロコダピラルクノウロコダ」


と、心小躍りしながら
思ったのです。


文字や画像や映像から
は、情報を得ていましたが
、実物を見たのは
初めてでした


店の主人にお願いして
展示ケースの鍵を開けてもらいました。


プラスチック製のケースから取り出し
手のひらにのせた
ピラルクの鱗(ウロコ)
は、、

a0199297_19595598.jpg


ものすごく軽くて
薄くて、
そして繊細
でした。

あのゴツゴツゴツしく巨大で荒々しい姿から、僕は、鎧帷子様の硬い硬い鱗(ウロコ)を、勝手に想像して仕舞っていたのですが、その想像は間違いでした。美しい鱗(ウロコ)です。とても、とても、美しい鱗(ウロコ)でした。


透過する光
は、、

a0199297_20004888.jpg

水の精が身に纏う衣の様
です。


「ほしい」

「ほしいほしいほしいほしいほしい」


値札に書かれた値段は、驚く程に安価でした。(小学生低学年の平均的多数派なお小遣いの額です)目の前に立つ骨董屋の主人の気が変わらぬように、この「化石と記載された化石ではないモノ」については、一切余計な情報は喋らないコトにしましたし、メチャメチャ欲しそうな気持ちを顔に出すのも堪えました。(笑)


「ピラルクノウロコダア」
「ピラルクノウロコダア」
「ピラルクノウロコダア」


そうして僕は念願の
(ずっとずっと欲しかったの
ですから「念願」です)

「ピラルクの鱗(ウロコ)」

を、手に入れたの
でした




(なんだか感動)




(^〜^)







夕方に子どもたちの教室が終わった時
、、
a0199297_20042966.jpg
西の空から沸き出した空気から
は、焦げた様な臭いが
しました


日本気象協会発表の白河市の最高気温
は、30.4 ℃ でしたが
「そんなコトないよねぇ」
と言いたくなるくらい
に、体感温度は高く感じました。


子どもたちもこの暑さでダレダレか?
と思われるでしょうが、、

a0199297_20052547.jpg

教室の中はエアコンが効いているので
「さぶっ(寒っ)!」
と言われてしまうくらいに快適です。


快適なのですから
ヨシさんの気持ちも汲み取ってもらいつつ
、頑張ってもうちょっとスピードアップして
描き進めてもらえませんかね〜
と考えて仕舞うのは最もマトモな考え方だと思うの
ですが、、
a0199297_20125158.jpg

a0199297_20131501.jpg

a0199297_20140853.jpg

それが通用しないのが
リベラの子どもたちなのよねェ〜なの
ですよ。(マイペース
マイペース) f^^:

a0199297_20154670.jpg

a0199297_20160560.jpg

a0199297_20163005.jpg

ゆっくりゆっくり
ちゃくじつに
ちゃくじつに筆は進んでいるの
でしょうが。 f^^:



そうそう、きょう子どもたちは
学校でプール開きだったそうです
から、最高のタイミングでのプール開きで
最高に羨ましい!
羨ましい限りです。 (^〜^)



a0199297_20184723.jpg

夜の教室でも
エアコンを切るコト
は、出来ません
でした。


a0199297_21002927.jpg

寝苦しい夜に
なりそうです




明日は土曜日です。





by yoshikazusuzuky | 2018-06-30 00:00 | 理科室の記憶 | Comments(0)
環境に干渉された幹や枝葉が不思議な成長の仕方
(不可思議な形)をする樹木で、
「種子(豆)」を包む「莢(さや)」には
インクや黒色染料の原料となるタンニンを大量に含んでいる
現生植物『ディビディビの木』

( divi divi tree )

、、

a0199297_23371624.jpg
『ディビディビの木の葉の化石』

(アメリカ合衆国・ユタ州/仔細な産出場所は不明)
(化石年代も古・新第三紀6430万年前〜260万年前
という絞り込み不可な広範囲の情報のみ)



です






「とても気になる葉っぱです」





ディビディビ
ニギニギ

a0199297_23534230.jpg

ディビディビ
ニギニギ




とても気になる
葉っぱなの
です

。 (ディビディビニギニギ)



(微笑)





明日(今日)は
県立高校の卒業式
です。


6年前に(リベラを)卒業した
リベラっ子たち
に、

6年振りに
メッセージしました



「みんなが選んだその道が
みんなを素晴らしく輝かせて
くれますように」



「卒業おめでとう!」



リベラのヨシさんより





(微笑)






by yoshikazusuzuky | 2018-03-01 00:03 | 理科室の記憶 | Comments(0)
午前6時45分の目覚まし時計が鳴って
目を覚ました時、まず初めにしたのはベッドの枕元と布団の中を
ゆっくりとやさしく手のひらで探るコト
でした


夢の中で『化石湖(かせきこ)』に居たのです。
*湖や沼の水中に積もった落ち葉が圧縮され
 数十万年もの時をかけて化石になった場所

時代毎色々積もり重なり固まった泥岩の層を
細く薄く研ぎ出したタガネとカナヅチを使って
丁寧に丁寧に剥ぎ取りながら
、、
a0199297_20003621.jpg
『クマシデ』
木の葉化石園産出
(栃木県那須塩原市)


僕は『木の葉化石(このはかせき)』を探していたの
でした

何層目かわからないくらいに分離させた
岩板(いわいた)の中の一つに
「ソレ」は現われました。


岩板の表面に何枚かの木の葉化石が重なり合った
いちばん上の木の葉の化石が
、、
a0199297_20102491.jpg
『ヤマモミヂ』
木の葉化石園産出
(栃木県那須塩原市)


何故だか瑞々しく碧々として
まるで生きている木の葉の様だったの
です


茫然とする僕の目の前で
碧い木の葉は小さく息を吐きました。


そして何処からか流れ着いた
微風(そよかぜ)に、
「ふわり」
と浮かび運ばれてしまいそうになったのです。

それは小川を流れてゆく落ち葉の様(さま)で、
僕はあわてて木の葉を指先につかまえました。


僕は岩板に残された凸と凹を確認しました。

そして、その凸凹に残された痕跡(あと)
と、碧い木の葉の葉脈とを見比べました。


葉の型ち(カタチ)も葉脈の痕跡(あと)も
全くに「合致」していました。



この碧い木の葉は、
数十万年もの長い時間(長過ぎる時間)を
、、
a0199297_20334003.jpg
『シナノキ』
木の葉化石園産出
(栃木県那須塩原市)



確かに岩の中で生き続けていたのです


僕は碧い木の葉を見つめました。


その時不意に化石湖の真ん中辺りから
その状況にはまったくそぐわない電子音が聴こえて来たの
です。


それは午前6時45分を知らせる目覚まし時計のアラーム音だったのでした。



僕は目を覚ましました。



やさしく手探りしてみましたが、
もちろん枕元にも布団の中にも指先に触れるモノはありません
でした。



『碧い木の葉(アオイコノハ)』
は、ありませんでした

。 「やっぱり夢だったんだよなあ、、」


僕は声に出して独り言しました。




貝化石鉱山にも行ったし
昨日も石のコト考えてたし、
数日前に届いたスミソニアン博物館所蔵の宝石と鉱物の展覧会のカタログ(某オークションサイトで落札)
を見続けたりしていたので、
こんな夢を見たのかもしれないです。

ちなみにコチラがその図録です。

a0199297_20483732.jpg


無断転用転写を禁ずるとは何処にも書かれていないので
載せてしまいますが、
1994年4月から1996年2月までの期間
(日本)全国7箇所を巡回した
『 THE SMITHSONIAN COLLECTION OF GEMS & MINERALS 』
〜 スミソニアン博物館 大宝石・ミネラル展 〜
という展覧会の図録
。「37種類の宝飾品」「44種類の鉱物」「3種類の隕石と月の石」の
美しい写真が載っています


a0199297_20491800.jpg

a0199297_20493594.jpg

a0199297_20495255.jpg

a0199297_20500738.jpg

a0199297_20502287.jpg


ついつい見とれてしまう
美しい美しい図録
です






(微笑)





こんやも「わちゃわちゃ」しているうちに
夜の教室は仕舞いになりました


a0199297_21571064.jpg


4月からの教室の時間割りや手紙を作っていると考え込んでしまいます。子どもたちは何をしたくて、あるいは僕から何を得たくて僕のところに(或はリベラ教室に)来てくれているのだろう?来週から配布する、その手紙にも書いたのですが、まさかいまさらそんなコトをする子がいるとは夢にも思わなかったのですが、先日100号の作品のモノトーンでスキンヘッドの夢人(ゆめひと)君の顔がペールオレンジ(旧肌色)の水彩絵の具で塗られていました。午前も午後も『あたたかい絵』を夢中になって子どもたちといっしょに作っていたので教室裏でそんなコトが行われていたのに全く気づかなかったのです。なんともショッキングな出来事で、水彩絵の具を洗浄した絵の前で一頻りぼんやりしてしまいました。今年度いっぱいで自分の全ての展覧会活動を休止して(制作は休止するワケではないです)しばらくは教室に集中しようと考えているので(なぜそう考えているのかはスペインからの帰国を決めた時の気持ちと似通っているので何とも説明の仕様はないのですが)何かコトが起こるたび必要以上に考え込んでしまう悪い癖がついてしまいました。ある街にアートスペースをオープンさせる企画に初めから(二年越しで)関わって来たのですが
、それも嫌がらせの手紙の影響を受けて(嫌がらせの手紙が原因だとハッキリわかる形で)僕の手を離れてしまったコトが、きょう届いた手紙で知らされました。なんだか切ない話だなあ。




片付けしましょう。


片付けしないまま明日になってしまうのは悔しい気がします。 (苦笑)




明日は終日出かけていますので
教室を留守にします













by yoshikazusuzuky | 2018-02-28 00:00 | 理科室の記憶 | Comments(2)
まるで常闇(トコヤミ)に
棲息する禍々しい生物の様子
、、
a0199297_19421679.jpg
白い息を吐きながら
声無き笑い声が
聴こえて来るようです




『戸神山鉱山』(群馬県沼田市戸神町戸神山)
は1938年頃に閉山した金銀を採掘していた鉱山
で廃坑になって久しく、
土地も管理され、立ち入りが規制されているの
で、これからご紹介する『紫水晶(アメシスト)』の標本は戸神山登山道周辺のズリ
などで採取(時期不明)されたモノなのかもしれません
。(「ズリ」とは
かつて鉱山が稼働していた頃の
目的の鉱物を含んでいないクズ石を捨てる場所
です)




a0199297_19531487.jpg

a0199297_19591938.jpg

どちらも戸神山から産出した
紫水晶ですが、
二枚目の画像は一枚目とは
明らかに雰囲気が違います



この「紫水晶(アメシスト)」の表面は、
さらに小さな、、と言うよりも微細な
キラキラした結晶の群生によって
覆い尽くされているのです
a0199297_20092468.jpg
(微細ではありますが10倍以上の高倍率のルーペを使って観察すると
全ての結晶はキチンと六角柱のカタチを成した「石英の結晶」であることが確認出来るのです)




「粗目(ざらめ)な肌」をした水晶なので
『ザラメ水晶』
と呼ばれたりします
。(水晶の表面を覆う小結晶の粒が大きく成長したモノは
『サボテン水晶』(カクタスクオーツ)
と呼ばれます)




同じ場所に産まれた
同じ水晶でも、
育まれた環境の(少しの)違いで
全く別なモノになってしまうのが不思議です。

見つめ続けていると
なんだか「入り口」の様に見えて来て
その先が明らかに暗い場所だとわかっていても引き込まれそうになって仕舞いそうで
ちょっと怖いですね。










月曜日のリベラ



a0199297_20554467.jpg

カメちゃんの教室
があって
、、


a0199297_20562725.jpg

コットマンサークルの教室
があって
、、



a0199297_21420380.jpg

カズイ君の教室
がありました







今夜は4月からの新しい時間割りとお手紙を書いています。

4月から『日曜日の教室』(通常の月4回時間固定の教室に加えて1回からの予約制教室)を新設
。 午前中が子どもたちで午後から夜までが一般中高生の教室
なので、その調整です。

でもココまでで
また明日。
帰宅して晩ご飯食べます
空腹です




(微笑)





by yoshikazusuzuky | 2018-02-27 00:02 | 理科室の記憶 | Comments(0)
バルト海沿岸の砂
です
。(ポーランドなのかロシアなのかリトアニアなのか?
場所は特定出来ないのですが、、

a0199297_15592940.jpg

とても特徴ある個性的な
海砂です)


バックライトに
照らしてみると
、、

a0199297_16025952.jpg
海砂は「琥珀色(こはくいろ)」に
その光を透過させます



この海砂は
「琥珀色」
の名の通り
、、
a0199297_16061720.jpg

バルト海沿岸で産出される
「琥珀(アンバー)」

『バルティック・アンバー』

の欠片たちを含んでいる
砂なのです


何の本で読んだのか忘れてしまったけれど、海底の地層(3〜4000万年前・新生代古第三紀)から洗い出され海岸に流れ着く琥珀(『海の琥珀』と呼ばれていたらしい)を人々は、海の神さまから贈られた宝物としてお守りとして大切に身に着けていたそうです。確か、岩手県久慈市の琥珀(久慈の琥珀はバルティック・アンバーよりも来歴は古くて9000万年前の中生代白亜紀・後期まで時代を遡れたと思う)も昔は海に面した崖から波に削り取られて波に漂い洗われ打ち上げられていて、砂浜でそれを拾うコトが出来たらしいです。娘が小学生のとき理科の自由研究テーマに「琥珀」を選んだ時に、久慈の琥珀細工の職人さんから、それがどれくらい昔の話だったのかを聞いたのだけれども、、話の細部を忘れてしまったのです。>< でも砂浜の琥珀(海から生まれ来た琥珀)って神秘的で素敵ですよね。(^〜^) 僕は作品の中に琥珀(僕が使うのはコレらよりもはるかに若い琥珀)を溶かし込んだ油を使ったりするけど琥珀色と言うのはとても素敵な色ですね。琥珀色には時間が溶け込んでいる気がします。 だから、、ってワケではないけれども同じ意味でウイスキーの色も好きです。 (微笑)



砂の中には
琥珀ばかりではなくて
、、
a0199297_16394435.jpg
アメシスト片や
ヘマタイトと共生した水晶片、
瑪瑙や綱玉(コランダム)
などもまざっていて
見ていてすごく楽しくて
まったく飽きないの
です



絵の下描きや
コラムの原稿締め切りも迫っているから
今日の日曜日は
描くぞ書くぞと思っていたのに
ピンセットとペンライトを両手に午後中を過ごしてしまった僕だったのでした。



あ〜あ 一日おわっちゃった

なあ〜




(てんてんてん)






by yoshikazusuzuky | 2018-01-15 00:00 | 理科室の記憶 | Comments(0)
「ざんざらざんざん
ざんざらざんざん」

夜から屋根を叩いていた雨は
朝になっても降り止んではいなかったので
しばしファンヒーターの前で
a0199297_19270901.jpg

「どうしようかニャ?」

(いやいやこっち見られても雨は止まないからね)


としばし思案をしていた我が愛猫
黒猫のパトさんでしたが
、、
a0199297_19392666.jpg
やっぱり
出かけるコトにしたようなの
です


家を出て教室に向かう前に呼びかけてはみたのですが
パトは姿を見せなかったので、一日を外で過ごすコトになったの
でした。

どこで雨宿りしていたのかな?






『いつかの未来に』

大きな画用紙
に下描きが始まりました。

a0199297_20000957.jpg

スケッチブックを
覗き込みながら
、、
a0199297_21112550.jpg
いつか訪れるかもしれない
ステキな未来世界が組み上がってゆきます




a0199297_21122078.jpg

a0199297_21123595.jpg

なんだなんだ
ナンだなんだ



どんな世界が誕生するのだ?



「わくわく」するなあ。 (^〜^)





お休みの日の教室で
お休みの生徒さんもありましたが
、、
a0199297_21130133.jpg

楽しく今日の教室を終えました



(微笑)





おまけ話:

しばらくガチャガチャから遠ざかっていたのですが
面白いモノ見つけちゃいました。

ガチャガチャのカプセル
そのモノに
、、
a0199297_21134468.jpg


惑星の柄が
プリントされています


カプセルの中に入っている
「部品」
を組み立て
、、
a0199297_21143496.jpg


球体に戻した
「カプセル」
をハメ込むと
、、
a0199297_21150154.jpg


『天体儀(てんたいぎ)』
が完成するの
です。(組み立ててみたのは
硫酸の雨が大地に降りそそぐ灼熱の惑星
『金星』
です)



この素敵なアイディアが
いままで商品化されなかったのが
不思議なくらい
ですよね。


画像は
手前から
、、

a0199297_21160561.jpg


『火星』『地球』『太陽』
そして組み立てた
『金星』
。 あと『木星』と『月』でコンプリートなんだけど
近くで(白河で)みつけたガチャガチャではない
ので、
全種類そろうかなあ?

でも久し振りに
とてもわくわくさせてくれた
ガチャガチャでしたよ



(^〜^)






明日は棚倉教室から始まる
金曜日です。




by yoshikazusuzuky | 2017-11-24 00:04 | 理科室の記憶 | Comments(0)
棚倉町文化センター倉美館
で開催されていた文化祭が終了し、
リベラ棚倉町立図書館教室の発表会も閉会
しました。

午後からの搬出と後片付けの作業中
に雪が舞い、
気温は「ぐんぐん」と下がりました。

棚倉絵画愛好会のみなさんお疲れさまでした。

これからも楽しみながら
素敵な絵を描いて下さいね
。 (微笑)







「石の中にある植物の痕跡を見たいと思ったのです」


ソレを絵に描くとか
言葉で残すとかいった
明確な目的は持たないの
ですが、数日前から無性に
「石の中にある植物」
の姿が見たかったの
です


きょう出逢ったモノ。


それは個体なのか
集合体なのか、
砂岩に隠された部分を削ってみなければ
判断出来ない現われ方でしたが
、、

a0199297_17074059.jpg


想像力をかき立ててくれる
のにはじゅうぶんな
「姿(すがた)」
をしていました。(あえて素性を知る必要は無いと思ったので
削り取出し持ち帰るコトはしませんでした)


夏が始まる頃に
りょうぜんこどもの村ミュージアムスタッフ
の女の子たちと採集に訪れたときに出逢った
この子とは、、

a0199297_17195021.jpg
(この子)


、、とは
まったく違った来歴を想像させてくれます。



あの場所にひとり佇み
耳を澄ますと、、

a0199297_19030478.jpg
(牡蠣の殻の隙間に黒く見えるのは炭化した植物片です)


葉を揺らす
風笛の音(かぜふえのね)や
木々たちのざわめきが、

「昔語り(むかしがたり)」

に聞こえるの
です。(さらさらさらさら
ざわざわざわざわ)






植物化石に近そうで
遠い、けれどもとても近いトコロに在る
お話しをひとつ
させて下さい。


僕の猫の作品
『煙突(えんとつ)』
をみてくれた方から
質問のメッセージ
をいただきました


a0199297_22272472.jpg

「煙突の上に浮かんだ煙(雲?)から生えているのはナンですか?」
「宙の浮き島に生えた樹木にも思えるのですが、、」


とても嬉しい質問メッセージでした。


実はこの作品で僕がいちばん気に入っているのは
雲から生えた樹のようなモノなのです。

(画像では見えづらいけど)コレは白いインクに黒いインクが
樹枝状に滲み出た跡です。

とても素敵な滲みなので消さずに残しました。

どんな感じの滲みかと言うと
こんな感じです。

a0199297_21070368.jpg

でもこの画像はインク滲みではなくて
石灰岩の表面に樹枝状の結晶が現れたモノで
『デンドライト』と呼ばれています。

a0199297_21151084.jpg

一見するとシダ科植物の葉の様ですが
植物の化石ではありません。

デンドライトとは鉱物の結晶に限られた呼び名ではなくて
冬の朝の窓ガラスに現れる花が咲いたような氷の紋様も
デンドライトです。

僕の中では絵具の滲みなどで出来る紋様も
デンドライトと認識(あくまで個人の見解ですが)しているので
今回『煙突(えんとつ)』の雲に現われた紋様が
とても愛おしく感じられたの
でした。 (微笑)


さいごにちょっと珍しいモノを見て下さい。


『蛋白石(オパール)』の中に現われた
『樹枝状結晶(デンドライト)』
です。

a0199297_22081430.jpg
ガラス工芸品のような
不思議な透明感と繊細さを持った
結晶です。 (微笑)



植物化石から樹枝状結晶になって
石の話しで仕舞いになったけれど

「あの絵」の「あの部分」に
気づき興味を持ってもらえたコトはが、
僕にはとてもいちばんに
「うれしいコト」
だったのでした

。(風花画廊のコレクション展に飾ってもらっているので
コレから足を運んで下さる方あればぜひぜひごらんになっていただけたなら
とても嬉しく思います)



(^〜^)





by yoshikazusuzuky | 2017-11-20 00:00 | 理科室の記憶 | Comments(0)
雨が降っていました。


窓枠の隙間に
栖んでいる、
雨蛙(アマガエル)も
雨宿り、、

a0199297_17534037.jpg

白い窓枠に擬態して見せているのですが、
まるで砂浜の白い小石のように目立ってしまっていたのでした
。(自己催眠にかかっているような
遠い目をしていました)



白猫のノラさんは
お隣の縁の下で
雨宿り
a0199297_17591839.jpg
(ノラ?
なんだかちょっと、、雰囲気変わりましたか?
なんだかちょっと、、女の子のように見える
ね?
ノラ?)



そのころの
黒猫のパトさん
a0199297_18181107.jpg
(ぬくいぬくい)


ストーブ前で
「ぬくいぬくい」
とお留守番でした

(温々)



パトがお留守番してくれている間に
僕は棚倉町立図書館での教室へ。

そして昼からはその足で塙町(はなわまち)へ
と向かい「藤田礦業(ふじたこうぎょう)」さんを訪れて
今月号の『つくりびと』(化石標本作りの回)を
届けました。

社長さんが応対して下さって
「また次回があるならば、、」
と快く、
さらなる協力を申し出て下さったのでした。(有り難いです)


塙町から棚倉町に戻り
白河とは反対方面の
山へ山へと車を走らせ、、

a0199297_19454063.jpg
『藤田貝化石鉱山』にて
(僕にも雨降り)



化石たちも僕と一緒に
静寂と呼べそうな
「森の音」
の中で
、、

a0199297_19473709.jpg
雨に濡れておりました


化石の森も
、、
a0199297_19560937.jpg
もうすぐ
冬に
沈みます




小学生の教室が終わって
中学生の教室が終わって
、、

今夜は妙に静かです



化石の森に眠る、
太古(とおいむかし)の
イキモノたちに吸収されてしまった
「音」
は、

雨とともに地中深くにしみ込んで

夜を
「静寂の海」
へと、
沈めてしまったのかも
しれません





(沈黙)






福島県福島市
「風花画廊」で開催中の
『猫をめぐる物語』
も残すところ2日間となり
ました。

a0199297_21402482.jpeg
出展作家

越後しの
加茂幸子
齋藤ナオ
スズキヨシカズ
樋口佳絵
三浦麻梨乃
矢島幸枝
吉川裕子

Ω

『猫をめぐる物語』
2017年10月6日(金)〜10月15日(日)
11:00 ~ 19:00(会期中無休)

「風花画廊」
福島県福島市荒井字横塚3-252
024-593-0450



明日土曜日は教室で
明後日(最終日)日曜日は白河市総合美術展覧会のお手伝いで
僕は在廊するコトが出来ないのですが
、、

どうぞよろしく
お願いします




(微笑)








by yoshikazusuzuky | 2017-10-14 00:00 | 理科室の記憶 | Comments(0)

by yoshikazusuzuky