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スズキヨシカズ幻燈画室

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満月ノ晩ノ蒼色幻燈会 ... 始マリ始マリ

                 今日は雪が降りました。

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                「わあ〜〜〜〜〜〜」って、
                  いきなり降ってきて、、

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            「わあ〜〜〜〜〜」っていっぱい降ってきて、、、

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             「すん、、、」って止んでしまいました。
               いきなり止んで、融けて、、消えて、、、
                 いなくなってしまいました。



                    「明日は?」

                 明日は天気が良いそうです。

             明日はフミヤの展覧会を観に行って来ますよ!


                     (微笑)
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-16 20:11 | 日常 | Comments(0)
『 カナザワフミヤ作品展 〜Second〜 』が始まりました。
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『カフェ無花果-ichijiku-』開廊時間に
カナザワフミヤ本人から個展開幕の電話が入りました。

「とても良い感じの展示になりました!」との報告の電話でした。
(微笑)

話しは突然変わって彼の名前表記のコトなのですが、、、。
僕は、今回の『カナザワフミヤ』表記より初個展の時の『金澤郁弥』表記の方が「カッコ良いし文字から受けるインパクトも強いのではないか!?」と思うのですが、、、。 余計なお世話ですかね?
「はい」余計なお世話ですね。 (笑)

             

『カナザワフミヤ作品展 』 〜Second〜 は、本日12月15日(木)から27日(火)まで、
『カフェ無花果-ichijiku-』(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-13-3 TEL0422-76-3510)にて開催中です。
定休日は21日の水曜日。
『カフェ無花果-ichijiku-』の営業時間は昼の12時から23時までです。

本人が自負する通り、きっと素晴らしい展覧会だと思いますので、東京都内近郊にお住まいの方、東京行きを予定されている方がおられましたら、ぜひにぜひに足を運んでいただけたら嬉しいです。

今回の展覧会でも、素晴らしい出逢いがたくさんたくさんフミヤにありますように、、。 (微笑)




「実は展覧会々期中に『とてもとてもステキなこと』が起こっていたのですがそれについては後日ゆっくりとお話しますね」 、、、と、
先日の仙台搬出行の時の、話しの断片を放ったままになってしまっていた、
『東北の建築を描く展』についての話題をここで、、、。

先ずは始めに、搬入時に作品写真を撮り忘れてから延び延びになっていた中学生と高校生の作品たちをご紹介します。


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           中学1年生のニブヒロキの鉛筆画作品『復興』です。
実は、いろんなコトが重なって、かなり時間の足りない中ででの期限付きの制作を強いられたニブちゃんだったので彩色するのは時間的に無理と判断、思い切って鉛筆だけでの作画になったのですが、鉛筆の力強さが『復興』と言う題名と相まって、素晴らしい作品になったのではないかと思います。


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   中学2年生のスズキユメヒトのアクリル画作品『またアジサイの花の咲く頃に、、』です。
下描きのバーミリオン(朱色)の線を残したことが青を基調とした繊細で詩情豊かなコノ作品に力強さと存在感を与えていますよね。石垣に使われた青色が、不思議な雰囲気も作り出したりしていて、、とても良い作品に仕上がりました。(なんとユメヒトはコノ作品を中学1年生の夏休み前から描いていたのですよ)


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  高校1年生のサカモトチアキのアクリル画作品『 人待ち駅 〜いつも私が降りる駅〜 』です。
今回の制作は、チアキちゃんにとっていままでに無く、とてもとてもハードなモノになったのではないかと思います。『絵を描くコトの意味』(『絵を描き続けるコトの意味』)、『絵を描くことを基盤とした自分自身の存在意義』にまで、チアキちゃんの考えは及んでいたのではないだろうか、、? チアキちゃんとは芸術的資質を内に秘めた小学生として知り合い、中学時代にそれらの資質はハッキリと目に見えるカタチとしてその姿を現しました。だから、この高校の3年間はチアキちゃんにとっては戦いの時期となります。チアキちゃんが好むと好まざるとに関わらず、チアキちゃんにとっての(絵を描き続けてゆくであろうチアキちゃんの)大切な大切な時期になるのだと思います。いっぱい泣きな。いっぱい笑いな。いっぱい考えな。そして、いっぱいいっぱい絵を描きな。


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        高校2年生のヒラタアヤネのアクリル画作品『2013年』です。
アヤネちゃんは絵を始めたばかりで、コノ作品が初の完成作品になります。題名も含めて、とても意味深い雰囲気をたたえた作品です。それはまるで月と地球の引力のせめぎあい、、、。容器の中に満たされた液体の表面張力が見せる緊張感にも似ています。アヤネちゃんは音楽もやっているのですが、、アヤネちゃんが何をやっているかは問題ではなく、何をやってもソコに確固たるアヤネちゃんの魂が存在しているかのように僕には感じられます。




「実は展覧会々期中に『とてもとてもステキなこと』が起こっていたのです、、、」

それはユメヒトに起こっていました。

絵の搬出に仙台に行った時、主催者である東北工業大学の先生から一通の封筒を手渡されました。
その封筒には、、、

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、、、との表記。

                 「フランスの方から?」

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持ち帰ったその夜の教室で、ユメヒトに封を切らせると、、、
中には展覧会案内状3枚の裏に「びっしり」と書き込まれたメッセージが入っていたのでした。

ユメヒトの絵を観たフランス人の方が、ユメヒトの絵に対する想いをユメヒトに伝えたくて、メッセージを残してくれたのでした。

フランス語の手紙と、その方のフランスの住所とEメールアドレスなどの連絡先。
誰かに代筆してもらったのでしょうか?ご自分で書かれたのでしょうか?短い単語と文章で綴られた日本語での手紙。

これは、嬉しい出来事です。

これは、大切な大切な出来事です。

これは、絵を描いたりモノを作ったりしてゆく上で絶対に忘れてはならない出来事です。

今回は外国の方だから、こうして目に見えるカタチでのメッセージを残してくれたのだと思います。
でもね、これはユメヒトだけに起こっている出来事ではないんだよ。
みんなの描いた絵や、作った作品にも、同じことが起こっているのです。

大事なのは『みんなの描いた絵や、作った作品にも、同じことが起こっている』と言う事実です。

みんなは絵を通して全ての人たちと繋がっているのです。

今回、ユメヒトは幸運でしたね。
その『目に見えない繋がり』を『目に見えるカタチ』として残してもらえたんだからね。


大切にしなければならないコトを、教えてもらえたんだからね。



(微笑)






                             
                  
                  

               
                 
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-15 23:11 | 繋がる想い | Comments(0)

                      明日、
                12月15日(木曜日)より、

                    我が愛弟子、
        『カナザワフミヤ』第2回目の作品展(個展)が開催されます。

               まずは、ご案内させて下さいね。

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                今回の会場も初個展と同じに
       東京吉祥寺の『 Cafe 無花果 -ichijiku- 』さんにお世話になるようです。

こうして『かいがきょうしつ リベラ』を巣立って行った子が頑張っている姿を見るのは、とてもとても嬉しいコトです。 僕は17日の土曜日に観に行こうと思っています。

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故郷を離れて一人東京で頑張っているフミヤにとって今年は、「故郷福島」を、「故郷にのこる家族や人々」を、そして、「自分自身についての様々なコト」を、、「考えに考え抜いた年だったのではないかな?」と、彼が『東北の建築を描く展』に出品した作品(上の画像)や個展案内状掲載の作品写真を観ていると、、、そんなふうに思えてくるのです。 (今年の講義で学び引き付けられたと言う『テンペラ技法』がフミヤの感情を絵に盛り込むのに一役買っていて素晴らしい効果を作品にもたらしています)

会場に展示された全ての作品たちに出逢うのが、
とてもとても楽しみです。 (微笑)




              『カナザワフミヤ作品展 』〜Second〜

             2011年12月15日(木)〜 27日(火)

                  カフェ無花果-ichijiku-
                  
                   TEL0422-76-3510

                東京都武蔵野市吉祥寺南町2-13-3
                  営業時間12:00~23:00
                    定休日 水曜日




どうぞよろしくお願いいたします。
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-14 23:11 | かいがきょうしつ リベラ | Comments(0)
                    キラキラだね。

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                もうすぐクリスマスだもんね。

                 街がキラキラする季節だ。


                    (^〜^)
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-14 21:45 | 街の風景 | Comments(0)
               12月11日(日曜日)でした。
               
               『ありがとうのひまわり』(第三便)
               の、これら5作品を、、
               『珈琲 楓舎』店主のテッちゃんに、
               手渡しました。

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               テッちゃんは、
               福島市荒井横塚の現所在地に
               『風花画廊』後藤五木氏と共に
               『珈琲 楓舎』を開くまでソレは、
              (後藤五木氏とテッちゃんの珈琲に対する
              『想い』と言う意味で使用した
               『ソレ』と言う言葉ですね 微笑)
               同じ福島市街地で、『SEKIYA』
               として在ったのですね。
               いま現在の『SEKIYA』は、
               福島市松川町関谷にて在って、
               ソコでテッちゃんはコーヒー豆の直火式焙煎
               をしているのですね。

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               で、福島市街地に在った頃の
              『SEKIYA』時代にテッちゃんは、             
               テッちゃんの知り合いの方やお客さま
               を通して『リベラのひまわり』の種を
               県外へと配ってくれていたのです。         

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               紹介せずにいてしまいましたが、
               開花した『リベラのひまわり』の写真を
               送って下さった方もいらして、、、。
               そのヒマワリは不思議な透明感のある
               ヒマワリなのです。
              (今度写真を紹介させていただきますね)

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               そんなわけで、
               この5枚の『ありがとうのひまわり』の絵は、
               テッちゃんから発送してもらうことに
               なっているのでした。

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             「テッちゃん、、、。
               何から何までお手数をおかけします。
                     ありがとうございます。」

             「テッちゃんから種を手渡され、、
               『リベラのひまわり』を育てて下さった
                 みなさんにも、、、。
                  こころから、こころから、、
                    ありがとうございました。」


                      (微笑)





『リベラのひまわり』情報の追伸:

『キッズエコ教育研究会』のみなさんのブログを覗かせていただいたら、、、『リベラのひまわり』の種たちが、たいへんに素敵なことになっていましたよ。
みなさんも「ちょこっと、、」覗いて見て下さい。 スゴくたいへんに素敵なコトになっていますからね。

(^〜^)
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-13 23:11 | 繋がる想い | Comments(0)

           楓舎収蔵庫『幻燈博物館所蔵品展』の会場風景です。

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                  いつも思うのですよ、
          「遊ぶなら本気で遊んで本気でとことん楽しみたいな」
                    、、ってね。

                     (微笑)

                    そんなワケで
           『珈琲 楓舎』後藤五木オーナーと齋藤哲也店主に
                    ワガママ言って、
               とことん楽しませていただきました。

                 その一部始終をご覧下さい。

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作品の詳細に付きましては『幻灯博物館所蔵品』(其の壱〜八)をご覧いただければと思います。 最後の二枚の画像、、、。 上は私物の収集品である鉱物たちを宮沢賢治先生へのオマージュとして展示させていただき、みなさんに手に取っていただきながら鉱物についてのアレコレをお話させていただいたのでした。 下の画像は皆さんに、『一粒言葉の鉱物オブジェクト』とともに連れて帰っていただいた『アイスクリスタル』です。 『一粒言葉の鉱物オブジェクト』たちは、お客さまのイメージを感じた齋藤哲也の直感で彼によって選ばれて『幻燈珈琲』(素敵な名前だあ、、)に添えられたのですが、『アイスクリスタル』は、お客さま自身にこの箱の中から選んでいただきました。

『アイスクリスタル』とは、地球の温暖化によって融けて後退したヒマラヤの氷河の下から近年発見された水晶のコトをこう呼びます。 和名は『蝕像水晶』と言います。 興味のある方はこちらをクリック! 前に僕が書いた記事を参照下さい。

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              午前11時から午後8時までの9時間、
                彼は『幻燈珈琲』を淹れつづけ、
                僕は鉱物の話を続けたのでした。

                     (微笑)


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                   「たのしかった」

             「ものすごくたのしかったなあ、、、(微笑)」

                 「うん、、、たのしかった」




                     そして、

            月蝕の夜よりも少しだけ歪になった月が昇り始め、、

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              その月が天頂を目指し始めた時刻に、、、

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          『珈琲 楓舎』齋藤也 と 『幻燈画室』スズキシカズ』

                 コラボレーションな一日は、、、

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                    静かに静かに、

                 その幕を下ろしたのでした。


                     (微笑)





                 「アリガトゴザイマシタ」
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-12 21:32 | スズキヨシカズ的アート | Comments(2)
            『鉱物(いし)から生まれた人(ひと)』です。

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# by yoshikazusuzuky | 2011-12-12 10:56 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)
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さあ

昨日と違う今日の始まりです!


(微笑)


行ってきます!
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-12 07:10 | 日常 | Comments(0)
日付がかわってから帰宅しました。


『珈琲 楓舎』齋藤哲也が、この日の為にブレンドしてくれたコーヒーと‥
『幻燈画室』スズキヨシカズが作った一粒言葉の鉱物オブジェクトによる
一日だけのコラボレーション企画展は、予定限定数を上回るお客さまの来場に賑わい途切れることなく‥
盛況の内に終了しました。


ご来場いただき、
齋藤哲也のコーヒーを深く味わい‥
スズキヨシカズの語りに深と耳をかたむけて下さった皆さんに、心から心から‥感謝の気持ちをいっぱいに込めて‥

「ありがとうございました」


テッちゃん?
楽しかったねっ!


ありがとう!!


お疲れさまでした。


(⌒~⌒)


おやすみ
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-12 01:58 | 繋がる想い | Comments(0)
夜空を明るく照らしていた月が、

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少しずつ欠けて、、

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少しずつ欠けて、、、

朱色の円い影になって消えてしまいました。


でも大丈夫。


月はどこにも行ってしまってはいないからね。

月はそこにいるからね。


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もうすぐまた、夜空を明るく照らすからね。

もうすぐだから、、ね。


(微笑)
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-10 23:39 | 非日常 | Comments(0)
『ゴンベッサという名前の男の記憶の箱』と『ピレアのガラスの地図』です。

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新しい昔に実在した、『ゴンベッサ』という男の記憶が閉じ込められた『箱』だと、『幻燈博物館収蔵目録』には記されています。

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『ゴンベッサ』は小さな村の大きな湖で漁師をしていた男だといいます。
ある日、その湖の底より、己が記憶の箱を引き上げてしまったコトを始まりとして、永い永い物語の迷宮へと引き込まれていった、、、とあります。

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『ピレアのガラスの地図』と呼ばれる、深緑色の硝子塊が添えられて、記録のみが残り伝えられ、現物は長い間行方知れずとなっていましたが、近年『幻燈博物館地下保管庫』にて再発見されました。
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-10 13:24 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)
                  『蟲(むし)』です。

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                  『グル . ル . ルグ』と、
          名前が付いていると『幻燈博物館収蔵目録』にはあります。

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           『幻燈博物館』の機械物に巣くう『蟲(むし)』です。

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             『幻燈博物館』に動く者が居なくなると現れ、
                「何か良いコト」をしている、、、
                  と、記されていますが、
                その「良いコト」が何なのかは、、
                   記されてはおらず、
                    見た者もおらず、、

                   誰も知らないのです。
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-10 12:31 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)

              『石小僧』に付随するモノタチです。

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『幻燈博物館』に

『石小僧』が収蔵されたとき、



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「六枚ひと揃いのみ」が制作された

電気版画だと、、、

『幻燈博物館収蔵目録』には、

記されています。



  眺めていると、
         『石小僧の物語』の世界に迷い込みそうな錯覚を覚える、、
                                  不可思議な版画です。
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-10 11:39 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)

『石小僧』です。

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『石小僧』は
 川で
 生まれました。


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目は、
水の流れに磨かれた
縞瑪瑙(しまめのう)です。


髪の毛(?)は、
風に削り取られた
白水晶(しろすいしょう)です。





『石小僧』には物語があります。
                 『石小僧』と『石小僧を川で見つけた男の子』との物語です。
                (その物語もまた川で生まれたのです)



『幻燈博物館』でお待ちします。
                 『石小僧』と『石小僧を川で見つけた男の子』との物語を
                 お話しできる時間を、
               『幻燈博物館』でお待ちしております。
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-10 02:10 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)

       『分針のない壊れた銀時計を持って旅をする象の鞄』をご紹介します。

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               材質不明の小さな小さな旅行鞄です。


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この愛らしく小さな
旅行鞄の来歴は、
不完全ながら『幻燈博物館所蔵品目録』に
記されています。

そして、
その記された内容もまたこの鞄同様に、
愛らしくも不可解なモノなのです。

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『1866年3月13日に記す』
、、とあります。

7歳ぐらいの男の子が一人で、『幻燈博物館』の分厚く重く大きな木製の扉を、振り絞った力を全身に込める様にして押し開けながら入って来ました。
男の子の手には、この愛らしく小さな旅行鞄が提げられていました。


a0199297_1295890.jpgだれかに連れられて来たわけでも付き添いがあるわけでもなさそうに見受けられたので、
不思議に思った切符売りの女性が「坊ちゃんはお一人ですか?」と声を掛けますと、
男の子は床に鞄を置き、その錠をはずして鞄を開き、中から銀色の時計を取り出すと、(銀時計の他には錆び付き色褪せた象の人形が入っているのに切符売りの女性は気づきました)
男の子は無表情にそれを「ことり」と切符売りの女性の前の机の上にのせながらこう言ったのだそうです、、、。

「ぎんのとけいのながいはりをください」

「銀の時計の長い針、、、ですか?」切符売りの女性はその言葉を繰り返しました。

「ぎんのとけいのみじかいはりがぞうにそういいましたのです」
「ぞうはながいはりがないとすすむほうこうをみつけられないというましたのです」
「でもながいはりはみつかるませんです」
「みじかいはりがそういいますのです」
「ぞうもぎんのとけいのみじかいはりにそういいますのです」

「、、、」切符売りの女性はすっかり頭が混乱してしまいました。

それでも男の子は切符売りの女性に返事がないことなどおかまいなしに言葉を続けました。

「ぞうはいかねばなりませんですか?」
「どこへいかねばなりませんですか?」
「みじかいはりがもうすますだそうでした、、、」
「ぞうにもうすますだそうでした、、、」

男の子の言葉が続くうちに切符売りの女性は不思議なことに気がつきました、
鞄の中の『錆び付き色褪せた象の人形』と『分針のない壊れた銀時計』が、、、、




残念ながらもこの先は、、
羊皮紙をネズミが齧ったらしく頁が失われて終っているのです。


そして、この愛らしく小さな旅行鞄だけが男の子の話しの結末を待ちながら『分針のない壊れた銀時計を持って旅をする象の鞄』という名前をもらって『幻燈博物館』に残されているのでした。




『分針のない壊れた銀時計を持って旅をする象の鞄』のお話しの破片です。
# by yoshikazusuzuky | 2011-12-10 01:55 | スズキヨシカズ的アート | Comments(0)

by yoshikazusuzuky